藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『銀の匙 Silver Spoon 3巻』読了。”

銀の匙 Silver Spoon 3巻』を読みました。

夏休みの間、クラスメートの御影アキの実家の牧場でバイトをしていた八軒勇吾は、いろんな悩みを解消できないままエゾノーの寮に戻ってきた。そして、八軒につきつけられる現実…実習で可愛がっていた豚の“豚丼”が、ついに肉になってしまうことに…そして、八軒がくだした驚きの決断は…!!(amazon内容紹介より)

こういう作品ってちょっと難しくてくどくどなりそうなんだけど、コミカルになってるというか、時折ギャグも織り交ぜて読みやすいとゆーか。

愛情を注いで育てた家畜が『肉』になることについて、その愛情の注ぐ『目的』が異なることとか。
(うーん、この場合も(2巻レビュー時にもめんどくさいこと書いたかもしれないけど)人間に喩えるとどうなるんだろう って考えちゃうよねぇ。何度かこのブログで皮肉めいたことを言うように、人間をただの“部品”とか“資本”で考えると、育てることも人間をただのビジネスツールとして役に立つために とか考えるワケですけどね。)←まぁ、これに関しては、兄の登場により 実は思ってたよりも厄介な八軒家の事情が 明らかにしてくれる部分もあるのかもしれませんが。


搾りたての牛乳の話については『百姓貴族』でもありましたけど、作品が『銀の匙』になることによって表現の仕方が(?)こう変わるもんなんですね。


お金を得ることと、使うことの意味について。
さすが等価交換。(←ぇ…w)
その、御影さんから頂くことも、働きぶりを評価…評価というと結果論みたいな感じになってしまうけど、ホント働いてる姿そのものに、価値を見出してくれて、それが金額として・報酬として八軒に与えられたんだろうね。

お金を使うことについては『豚丼』のことも含めて次巻でその“価値”が問われるのでしょうか。


全然関係ない話。
第25話トビラ(P.150)の『量り』って、農家じゃやっぱ現役なのね。

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