藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

lyric

“裏道”

正面きって歩けないから裏道を歩く。大手を振って歩けないから小さくなって足元を追いかける。いつも先頭をきって早く歩いてくれる。私はのろく。大通りは人も多くて賑々しく、大きな声が飛び交う。肩を竦ませ、おっかなびっくり。困ったときに声も上げられ…

“謝罪”

生きててすいませんでした。 お父さんもお母さんも時間をかけて お金をかけて育ててくれたというのに。 何を為すことも出来ず 只々只々死んだように毎日を過ごして 全く以って無為な 虚無な時間を過ごし続けるだけの このロクデナシな私。 何の生産性もない…

“get lost a lot”

楽しいことはそれなりにあるし。自分でそういう楽しいところに行くようにしたり、楽しいことしてみたりはしている。けど 変わらない毎日をただ繰り返してる。否、別に誰の所為でも無い、私が勝手にうだうだしてるだけ。うだうだしたいだけなんだ。きっと。そ…

“(___________) は水に似て、”

溜めて、 流れて、 凍って、 重くて、 奪って、 刺して、 包んで、 潤して、 癒して、 汚して、 流して、 温度や量でカタチを変える。 違うカタチで受けるものも異なる。 同じカタチでも受ける側の事情で異なる。 ただ、流れゆく。

“むすんで、ひらいて。”

えんをつないで、 こころを、ひらいて、 糸を絡めて、意図が絡まって、 思いが重くて、 糸をほどいて、意図をほどいて、 またひらいて、 手をうって、上へ、下へ、 とまどって、まよって。 またひらいて、むすんで、 また、むすんで、しめすぎて、くるしくて…

“過去の私から今のあなたへ。”

あのとき吐き出したことは今は振り切っていけてるだろうか。 また暴飲暴食して我慢して、カラダがパンパンになってやしないだろうか。 適宜吐き出すのは結構なことだけど、そもそもそれに触れなければいいのに。 そもそも、そうとしか反応出来ない私は一体な…

“edge”

必ず勝つに決まっているんだこの勝負は。負けるはずなど無い。ジリジリ攻めてジリジリ責めて追いやる。この身が裂けてもこの身が灼けても、心臓に爆弾を埋め込んで、無駄だと批難する声に介さず、灼熱の業火の中で呪詛を吐き続ける。鼻を突く匂い、耳が裂け…

“don't want to be understood (______)”

こんだけ悩んできた私が、これだけ苦しんできた私はもっと複雑なんだ! 私が言ってる愚痴や弱音なんて上澄みを掬っただけに過ぎないんだ! まだまだこんな悩みがあるんだ! どうだ!解決出来ないだろう!! でも私は分かっているんだ、この世の仕組みも世界…

“ストロマトライト”

何層にも重なり合った屍を踏みしめて屍を踏んでいることすらも気付かずに 唯々只々闊歩し続けるのだ。 踏みしめた大地は泥が数mmか沈み、雑草は折れ重なり、それでも花は咲いては枯れてまた咲き。 せいぜい生きても100年ほどしかその命を紡ぐことの出来ない…

“『meaning of what does "it" yours』”

解釈はご自由に。 介錯はご自由に。 もともとそれを選んでいるし。場は開かれているし。 賞賛も批判も傍観も沈黙も。 選べなかったことも、忘れてしまったことも、苦渋も後悔も、 さめざめと。雨とともに。