藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『好きなものは好きだからしょうがない!!』のか?”

2012-01-12 「ステルスマーケティング」なんて、もう古い!(琥珀色の戯言)

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最近、ステマステマ と 言葉を見かけるので何かと。

まぁ、それが無料で出来ることの広告モデルだったりするので、テレビとかね。

それはさておき。

自分が 何かを好きになること、というのにはそういった無意識に入り込む刷り込みがある。…というのと同じだと思うのでね。
今回、なんでもかんでも その宣伝行為を(というか何かしらの広告がなされている時点で)ステマと称しているのは それがお金に絡むことだから。ビジネスだからという、『勝手にカネもうけしやがって』みたいなのがあると思うんですね。

けど、人には 何かしら勝手に自分の中で好きになっているもの っていうのがあると思うので。

たとえば昭和な時代に(時代設定はいつでもいいか。)、色んなアイドルが歌番組はもとよりバラエティ番組で出てたりなど露出多く出演されてたり。
見てるほうは『今、このアイドルが人気なんだ…!』『やっぱり歌うまいなー』『イジられてるのかわいいなー』って思ってファンになったりする。でCD買ったりでそれがそのアイドルの利益になったり。

で、実際は人気とかは実力がものを言ったワケではなく、ただ芸能事務所が裏でお金のやりとりして うまいこと流れるようにして成立させたり。
…今でも事務所のゴリ押しとかよく聞くけどね。


逆に、売れてないもの、その対抗馬となるようなものを敢えて好きになったりするのも一つあったり。
(AKBに対してのももクロとか? 今ではももクロも流行ったから じゃあNegiccoか?)
流行ってるものを 意識的に避けてるようなコトも、『好き』が無意識に入ってきてることへの拒絶反応…っていうか…ただの反発心みたいなものかな。

“『好きなもの』になる”という理由は“外”にいくらでもあって、それが広告だ、カネもうけだ、洗脳だ… みたいなことを言い出したらキリが無いというか。
どこまでも自我に疑ってかかるようなものですよ。


たとえば私個人のことで一つ言うと、私は『凛として時雨』というバンドがなんか好きなんですね。
私はよく聞くCDは基本ヴィジュアル系なんです。
で、V系雑誌で、ムックの主催するイベント“えん”に、凛として時雨が出演してる というライブレポートを読んだ(見た)のが先ずキッカケなんですね。(ちなみにドラムのピエール中野氏は最近もムック所属事務所のイベントに出てましたっけね。)
『なんでV系バンド主催のイベントにV系じゃないのが混じってるんだろう』って思って。(まぁ、今のムックは結果的にジャンルレスになってるんですが、その当時はそうでもなかったので。)
 で、これを一つの『知った』キッカケとして、土曜の夜にJAPAN COUNT DOWNっていう番組で(今は日曜の朝ですが)、ランキングでチラッと流れた『Telecastic fake show』のPVを見て、刺さったワケです。

雑誌で見たのがキッカケですけど、ライブレポの記事は、ただ記者が事実を記事にしただけでしょうし。
(もっとも復活後のcali≠gariみたいに、ライブ記事は載せないでほしい としてるならまた別ですが。)
JCDで見たランキングというのもただ、番組がランキングを発表してるだけでしょうし。
(これも、このJCDという番組のランキングがちょっと偏ってる …っていうのもありますが。最近はまだアレですが、ちょっと昔は演歌とかアニソンとかオリコンで上位でもかなり下位でしたからね。)

(あとBEAT CRUSADERSが、歌番組ではお面つけた状態での映像で、顔を見るにはライブに来ないと …っていうのもどうなるのか。とか。ホントは仕事の都合だったのが理由だそうですが、それもステマになるんですかね。 …これも今では散開後、各自顔出し活動してるみたいですが。)





そもそも、その雑誌を何故見たのか、その番組を何故見たのか。 …そのインターネットのサイトを何故見たのか。
『面白そうだから』『なんか興味があるから』
その言動の起源は、興味の起源は…? って問うても、そこでの理由は本人さえ納得すればなんでも構わないんです。
好きなアーティストを友達に薦める時に、あれこれ良いこと話しても、伝わらない人には伝わらないものですし。
口コミで色々広めて、体験・体感してもらう ってなっても合わない人には合わないし。
…ただ、合わせておかないとハブられるから仕方なく …というのもあるでしょうが。

で、その好きな対象が、広告を示してて、それがステルスでもそうじゃなくても、宣伝告知を見た時に興ざめするか、『しゃーない、財布になるか』と思うかは“好き”次第。
好きな対象と広告主が異なる場合なら(アフィとか)、単純に『好きなものを薦めたい』『一緒にこの話をしたい』ってだけでしょうし。(仮にビジネス的な目的が本心であったとしても)  嫌いな人からは『なにこんな薦めるようなこと言ってるの?もしかしてカネ使わせようとしてんの?』と辟易されるでしょうし。




なんでもビジネス的になってしまうのは確かにどうかとも思う反面、だからといってこの件はそこまで噛み付くことでもないというか。別にどっちでもいいです。
それなら人間自体がビジネスツールでしょう?別に他人の人生カンケー無いでしょう?とか、じゃあ好きになったものの起源を、本気で自分の心を根深く探るとか。 …皮肉的に蛇足的に考えてしまうこともできますけどね。

それに、ビジネスを超えた“好き”があるならそれはそれで構わないことだと思うし。良いことだと思うけどね。



“好き”を掘り下げるなら、徹底して掘り下げるのも一つの経験として。

ここから完全に蛇足ですが、
じゃあ、なんで私がV系好きか といったらネガティブ思考によく陥るからで暗い歌詞とかに共感したのがキッカケで。うわべだけの明るさが嫌いで、とか。じゃあなんでネガティブなこと考えがちになるかといったらそれは私個人の過去の出来事に起因して。
じゃあその出来事が何故起きたのか、仮に大変なことが起きたことからポジティブになってる人もいるじゃないか? …と問うたとき、なかなかそうもいかない理由もあったりするんですよ。(苦笑)
それが性格として位置づけられるものなら、『じゃあなんで性格は治らないのか』(一般的に。主に年を重ねると。)とか。
…そこからは主題から逸れた内容にイモヅル式に長くなってしまうので 解体は また今度。

Telecastic fake showTelecastic fake show
(2008/04/23)
凛として時雨

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