ＮＨＫ教育テレビで毎週金曜日にやってた福祉情報番組『きらっといきる』が最終回だったので見たのです。
といっても失礼ながら、毎週見ていたワケではありません。
最終回に森達也さんが出る（ＶＴＲで）ことを知ったのでたまたま最終回を見ただけです。
あとは以前に、ＮＨＫ総合のほうで、『バリバラ（バリアフリーバラエティ）』の（おそらく）再放送をやってたのを見たくらいです。
で、そのＶＴＲで、森達也さんら、番組制作に関わる人たちが、『この番組マジすごいな』的座談会をやってたんだけど、 すごく平易な言い方で申し訳ないけど、タブーへの挑戦というか、メディアに投げかけているというか そういうのに触れているのがホントこの番組すごいですよ。
別のＶＴＲコメントというカタチで、乙武さんも出てたんだけど、まぁＶＴＲ発言内容にもありましたけど、乙武さんはご自身のツイッターなどで、自身の四肢が無いコトをネタにしたりされてるけど、それはそれでいいとして、
森達也さんの発言にあったように、身体の部分での障害と、精神の方に関わるほうとでは、取り上げるベクトルが異なるというか。
どうしても同列で扱いにくい というか。（主旨違い、語弊があったらば申し訳ない。）
妄想をネタにしたコーナーにしても、そこでの『きらっといきる』番組プロデューサーさんの発言で、
「彼らにとっての妄想は、我々にとってのそれと違って、現実である」
という発言があって。
や、
だからこそ、それを笑いとして扱っていいのか、笑っていいのか？ という疑問がどうしても沸くんですけどね。
（それこそ『バリバラ』のコーナー名にあった『笑っていいかも？』じゃないけどさ。(笑)）
私のクラスメイトのコにも、おそらく精神的に病んでるのか（？）で、妄想にとらわれてるようなメールや電話があったコトはありましたけど、私だけじゃなく 友人や先生にもメール送信してたみたいだし。
で、その座談会にあったコトで、たとえば、ハゲてるとか太ってるとかを お笑いのネタにすることが実際にあるんだったら、障害だってネタとして扱えばいい。というような。
身体障害も。精神障害も。
問題は、これ、ハゲであろうと、デブであろうと、障害であろうと、その人間における身体的欠陥とかコンプレックスになってる部分が、それ自体が、それを抱える人の人格否定や、人間まるっと批判するようなコトに繋がってしまっては決してならないのに、それがなされてしまってる というコト。
どこかのメディアに対しての人権団体(笑)みたいに、逐一噛み付くようなコトがあってもどうかと思うけどさ。
で、24時間テ○ビみたいに、障害者がんばってる感動した（泣） になるのも如何なものでもあるし。で。
前から何度かこのブログとかで書いてるかもしれないけど、人間単体において、外のもの…それはカネとか物とか肩書きとかで自尊心を満たすことが出来るワケでもないし、ハゲだろうがデブだろうが脳の疾患だろうが、それそのものと 人 間 自 身 は 別 物 で。
所謂、“普通”というものから外れたとしても、自分自身に自信を持って（それは傲慢な思いあがりという意味での『プライド』では無く。）生きていくことが出来ればどれだけ良いか。
精神疾患もだからそういうので、
“うつ”とか自殺についての話題もこのブログでは書いてますけど、ネガティブになって 生きることに目的見失って自殺を選んでしまうのも そういう色んな外的要因のしがらみに自分自身で囚われてしまって（キッカケは他者からのものによるのかもしれないけどね）、閉じていってしまう。
（まぁ、私も外的要因が理由なのか知らないけど、全く自分自身に自信が無いからこういう希望的観測を書いてるんですけどね。(苦笑) 内面の鬱屈とした因果や、達観の視点が、実にあっさりと死を選ぶことへの危惧でもあるので。）
だいたいねー、私らの生きてる日常とゆー“普通”は、テレビで流布されてる世界だけでもないし、家族や友達や職場だけで構成されてるだけでも無いし。人格…というか性格は複数・人に対する数だけ多面的な“自分”があるものだし。
（まぁ、私はそれゆえに“自分”が無くて、今 どうにもなってないんですけどね☆（←ヲイ ）
相手による承認では無く、自分自身が自分自身を肯定することができていれば、他人との違いを『おかしさ』（異質・という意味と、可笑しい という意味と）として笑うことができたりすると思うんですけどね。またその違いから、新たな肯定材料を見出したりとかね。
したらば、普通から落ちたら終わり。→死ぬ みたいなコトにもならないと思うんですけどね。
…ところで、『きらっといきる』番組終了に伴い、ＨＰも消えるそうですけど、あまりにもアーカイブが膨大で且つ、いい内容ばかりなので、そのまま新番組の『バリバラ』にリンク貼って残して頂ければ宜しいに。。。
