『土星マンション 6 (IKKI COMIX) (6集)』を読みました。
前巻からの続きの仁さんのまったりした(というか冒頭では仁さん、ひどい目に…(笑)いや、いいけど。)展開から一転。
ニシマルさんがさらに動きだしてソウタさんはミツを誘い、地上への計画を進めていくなか、発電所では火災が起きて――…。
肝は ニシマルさんの地上への思い、上層への怨み。
…――単純に、ニシマルさん、のコトを『わるいひと』とは思えない。 ニシマルさんの過去。
そして願ったり叶ったりのような 発電所の火災に絡む混乱。
あぁあ、もう、ミツは頑張ってんだから巻き込まんといたってやー…、…なんて思いながら。
上層も下層も関係なく、仲間と窓拭きだけでミツは良いのに…。上層や下層というものに囚われて身動きが取れなくなってしまってる。これはタマチも巻き込まれてしまったコトだけど。
それが転じて 窓拭きに戻ろうと、長く葛藤し、決意したのは良かったんやけどね。
そして森下くんが…。これはもう死んでしまったのでしょうか。
言葉としては『上層のヤツに殺された』でもあるのですが…。
真くんがミツとの信頼を以っていて、読んでて安心するんですが、
次巻もさらに地上へ向けての動きが加速するのでしょうか。
土星マンション 6 (IKKI COMIX) 著者:岩岡 ヒサエ |