藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『土星マンション 7巻』読了。”

土星マンション 7 (IKKI COMIX) (7巻)』を読みました。

完結巻―――……。
地上降下計画はついに実行される。



ソウタが大活躍で。
ニシマルさんが企んでいたことに違和感を感じて、あれこれと奔走していたコトがね。

その一端として、計画自体に対する周りからの疑問は向けられていたものの、森下くんが殺されたことを受けて思いかえるところがあったり、
中に乗り込むのがミツだからこそ、周りのミツに対しての想いも背負ってることに自覚的になったから、細心の注意をしていたのね。


ミツの成長については、P.142の、
「ボク自身を知って、色んなことに気付けたんだ」
っていうのが一番だね。

最終的に、降下計画が成功したことによって、ニシマルさんも悲劇を起こすことによる革命ではなく、本当に妻・牧恵が望んでいた結果になって 良かった という話なのかな。

ニシマルさんは降下が実行される時もどこかで自問自答してるふしがあったり、ミツの…妻と重なる言葉に心が乱れてたりしたから。
復讐や恨みに心が奪われていると、“自分自身の本当の望み”みたいなものが見えなくなってしまうんだろうね。




佐知さんがいい人すぎてなー。ミツの想いも組んだ上で読むとなんともなー。
けど真くんとはお似合いなんだよなー。
森下君のコトを受けて ソウタがカヨに伝えたように、佐知さんもまた いなくなって伝えられないことが来てしまうとしたら辛いから…っていうのがあった…にしても、
ミツが自分の想いを打ち明けないっていうのがねぇー…。



大団円だと思う一方で、
ニシマルさんのその後の思いとか、
ミツの“自分を知った上での”思いの表出とかを見たかったなー、って。

まだまだ先が見たかった作品です。その後の仁さんとかね。(笑)

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著者:岩岡 ヒサエ
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