小花美穂 著、『Honey Bitter 6 (りぼんマスコットコミックス)』を購入。読みました。
およそ1年ぶりの新刊。…どんな展開だったか忘れてましたが……。
珠里と吏己がある企業の潜入捜査で夫婦役をしつつ捜っていく。
しかし対象者は吏己と同じく“読めない”相手。
そこで“秘薬”を使って挑戦してみたり――…。
話の結果から言うと、結局お互いが潜入捜査の依頼を受けてて、対象者の篠沢の方が直々に依頼されてた“白”で、吏己に依頼した方が“黒”だったワケですが。
お互いが探り合いをしていって、心が開いていく様子は読んでて面白かった。
篠沢氏の子どもの頃の事情があって、冷めてた、閉ざしてたのに、任務が終わった後、吏己に原田でなく本名を尋ねようとしたのは良い一歩ですよね。
同時に奥さんが父親(吏己の依頼者)を刺したあとのコトで、篠沢夫婦に歩み寄りが見られたコトとか。
篠沢氏は心を閉じてただけだけど、心のあったかい部分をやっと出せるようになったんだな、と。
なんか…関心が無いように相手されてたけど、父親を刺してまで篠沢氏を想った奥さんでー…、で篠沢氏も過去に育児放棄を受けてたりで自身に対する関心の薄さとか(『命が惜しくない』とか)、があったけど、奥さん…頼子さんが、父親以上に自分(篠沢氏)を大切に想ってる っていうのが胸に響いたのかな。
こういうのはなんか良いね。
しかし逆に気にかけてくれたり心配してくれる吏己は、深淵が“無”と。
篠沢氏より根が深いのかもしれませんね…。
にしても珠里は優しいというか〜、身を挺してというか〜。
みのりサンはナイスアシストをしてるとこもありましたが、
おっぱいは反則です。(笑)
Honey Bitter 6 (りぼんマスコットコミックス) 著者:小花 美穂 |