藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“「傷ついていいことなんて ない。」”

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(画像は 9月10日放送の『おかえりモネ』より。)


強みとか、言葉への説得力のくだりで、
ハッピーに生きてきてしまったという神野さんが、私には傷付いた経験という強みが無いから みたいな話をした流れでの、菜津さんのこのセリフ。


だったら傷つくことは良いことなの? 全て良い経験にさせてくれるの?
傷つけてきた人は “高み” に導いてくれるいい人だって言うの?

というね。だから菜津さんちゃんと否定してくれて良かったな と。

 

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傷つくことで、その経験が糧になって、強くなる人 も いるんだろうけど、
本当にその傷が致命傷になって動けなくなってしまう人 も いる。



あのときの傷がいい経験だった と言っていいのは当事者だけ。
その人にとってはそうだった という だけ。

傷を受けたときの傷痕がいつまでも疼いて、その痛みの所為でうまく社会に生きられない人だっている。
傷つけてきた人のことを忘れることが出来ずに苦しんでいる人もいる。


そういう人だっている。
そういう人もいるんだ って言ってくれて良かったな。







(ところでまぁモネの場合は、神野さんから見たら地元で震災の経験して大変だったろうな というつらい体験したんだろうな視点でしょうけど、モネ自身はそのとき地元にいなくて、当事者の感覚としての位置からズレたところにいるし、それゆえに妹の未知から「お姉ちゃんいなかった」って責められたり、さらにりょーちんのことでの嫉妬も妹からは受け続けていて、さらに菅波さんともうまくいってるように見えるし、家から出て東京のテレビで活躍してるように見えるから「順調なお姉ちゃん」って思っていそうがゆえに、責めとか八つ当たりみたいのも妹から受け続けていて、でもそれ以外の姉妹の会話では普通にしてるので、モネ自身がわかりやすい傷を背負ってるとも言いにくい感じの罪悪感を背負ってるようにも見えて、複雑に感じるところではありますが。)