藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“嗚呼、誇り高き我が憎悪。”

 

 

 

 

死んだりしても、わかりやすい復讐をしたとしても、たぶん憎しみは消えないし、憎しみは理解されない。
勝手に鋳型に嵌められて消費されてしまう。

そもそも、現時点で普通に『人は分かり合えない』と思っているのに、復讐を遂げたからといって、その憎しみが理解され得るものだろうか。
自殺なんてしてみても尚更、仮に遺書を遺したとしても、勝手に汲み取られて真意なんて伝わらない。

伝わらない。


容易に、安易に積もった感情を衝動的にぶつけるなんてことはしてはいけない。
沈殿された憎悪や怨念を抱えて未練を遺して容易に決行なんてできない。


昇華の仕方をもっと利口に考えるんだ。

簡単に死ぬだの殺すだのやってはいけない。

勿体ない。

表出の方法をもっと研磨していこう。
純粋な思いを先鋭化させていこう。