映画、『ミッドサマー・ディレクターズカット版』を見ました。
今年 4本目の映画。
通常の R15+ 版も同時にやっていたのですが、どうせならなにも編集されてない長いやつを見よう と思ったのですが…
以下、ネタバレ含む感想を書きますけど、
私が見たこの作品はディレクターズカット版、 R18+ で、グロ描写あります。
グロ耐性の無い人、メンタルが不安定な人にはお薦め出来ません。
では、以下、
私、事前に映画の知識は入れてないんですよ。
ツイッターで本作の様子が分かるようなことがネタで出回ってるのをよく見てて。
主に、と て も き れ い な 景 色 を表して「ミッドサマーみたい」と。
……そのあたりから、決して明るい作品ではないことはなんとなく察してはいましたけど、
冒頭から不穏な雰囲気。
すっかり精神を病んでしまってる感じで、さらに巻き添えまで。
主人公 ダニーの男友達たちはセックスとドラッグが当たり前のような感じだし、メンヘラのダニーを疎んでいるようで、なかなか奔放というかクセが強いというか。
で、ダニー含め男友達と計5人でスウェーデンへ旅行に行くんだけど、、、
えーと、
これさぁ、外国の小さな集落の奇祭なんだけど、日本でも小さな村集落であり得ることだよなぁ とか見ながら思ったのよ。
村でやってることは真剣で、外から来た人はそれを面白がる。ネタにする。
けど、その村のルールを破ったもの、タブーに触れた人は “始末” される。
そうやって面白がってれば良かっただけなのに、傍観者が参加者として当事者として引き込まれていくと、もう引き返せなくなっていって、理性が働くより先に その風習に “呑まれて” いってしまうんだな って。
本編、見てて何より最初に大きな衝撃を受けたのは『アッテストゥパン』でした。
ま、その前からペレによって年齢の区切りによって季節を表していた表現から なんとなく何かあるとは見ていましたけど、
や~、ここは衝撃でしたね。
おじいさんの方が1回で死ねなかったんだったかな。足だけ折れただけで。
そこを村の女性がデカいハンマーで確実に殺る☆ っていう。うわぁ…
っていうかさ、飛び降りたところはさておき、そのあと別の展開があったあと、突然 陥没して赤く染まってる頭部が画面に急に入ってきたときは流石にビックリしましたよ…w(←笑えません
タブーに触れて “始末” されるマークとジョシュ。ジョシュが殺られるところは怖かったです。
もうひとつの見所に、マヤに気に入られたクリスチャン。
ただの “種” として、子孫繁栄の為の 精子注入器みたいなモノとしてクリスチャンが 使 わ れ た んだけど、画が面白かったです。
(あとでツイート検索したときにこのシーンを「がんばれ♡ がんばれ♡」って表現しててw)
この性行為してたシーンなぁ… クリスチャンよくこんな状況で勃起したままでいられるな…(クスリ飲まされてるからでしょうけど)
ダニーがダンスのやつで最後まで倒れなかったから女王になった / 生き残ったワケだけど、
(まぁそもそもメンヘラなのによくそんなに体力あったな とは見てて思いましたが)
あそこでクイーンになってなかったらどうなってたんでしょうね。
(↑ パンフレット)
このパンフレット、ページの右部が波になっててとてもめくりにくい仕様になってます。
で、
観賞後、劇場を出てから エスカレーターで前にいた女性2人が、
「よく分かんなかったねー!」
って言ってて、うんw
そしてなによりペレですよ。
ペレなんなん??
結局ペレは地元の村の繁栄 / 維持の為に、留学していた友人を招いて生贄にした ってことなん?
ペレの言う、「僕の両親を火事で失って」って言うのはきっと最後にテントごと焼いたあれのことじゃないか って思うし、
ダニーがクリスチャンと険悪とはいえ恋人同士なのに、そうやって両親を亡くしたことを共感して寄り添ったり、絵を贈ったりしてたことは、ペレの思惑の中でもダニーを生かす計画があった ってことなのかな。
ダニーを生かす と言っても、その目的は村の維持なんだろうけどね。
小さな村集団をそのまま適切に維持していくサイクルを保つために、外から人を “家族” を増やす(保つ)為に使ったり、年を重ねたら『アッテストゥパン』するような仕組みにしてるんですかね。
やー、それにしても人にはオススメしにくい作品です。
オススメ出来ません。
なんで流行ってたんだw って思うほどですw
私もSNSでネタになってなかったら見ませんでしたw
私が見たのはディレクターズカット版で R18+で、R15+版はモザイクかかってるらしいですね。
変にモザイクでモヤモヤするくらいなら、気になる人はグロいの見た方が分かりやすくていいんじゃないですかね。
オススメはしませんw
(↑ 予告映像からのスクショ)
えぇ、『頭がブッ飛ぶ!』ですね。(物理的に)