藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“およそよくある日々の群像”

昨日のエントリの映画見に行った日。
某・ショッピングモールにて。

ある3世代親子が買い物に来ているのを見た。

なんか買ってほしいものがあるのか男の子。(中学生だったかなー)
その様子に「なにが欲しいの? 1個なら買ってあげるに」とする母親。
その後ろを黙って見てるおじいちゃん。

およそ、よくある日々のすがた。
母親へのワガママが振る舞える年齢。
「グズグズしないの!」と言わんばかりに けど許容する母。
見守る祖父。

それぞれが、それぞれに対して思い・振る舞う態度なんて、きっと限定的。
そのときは露ほど思わないけど。
そのときは、今が全てだから。当然だけどさ。



きっと数年経てば、
男の子は母親と会話するのも億劫になるだろう。
母は息子の将来を案じるだろう。
おじいちゃんはご自身の健康を願うばかり………。



なんだか見てて微笑ましくなったもので。
いやぁ、平和だなぁ、と。




同刻。同じフロアにて。

ある通路にて、おじいちゃんが倒れてた。仰向けに。
その傍らに奥さまらしき人が。
周りにはお店の従業員さんやら警備員さんやら。

失礼ながら野次馬しました。ごめんなさいね。
チラッと横見させて頂いてしまったのね。

意識があるのかどうか分からないようで。
そのまま数分なにも変わらないままで。
(別にずっと見てたワケじゃありませんよ。さすがにそこまで失礼なことは致しませんよ。)
少し経って、担架で運ばれていかれました。


この日は日曜日。
家族連れ……とはいえ、その様式は各々異なるものばかり。
DQNっぽいのもいれば、まるっと一家族で仲良くみえてたり。おじいさん・おばあさんも同行してたり。
子どもの手を繋ぐ母。放ったらかしの母。

カップルもいたり。友達同士もいたり。


往来する店の中、倒れてる人がいて、ちょっとの日常に加わる出来事。



いやぁ、さ、
おじいちゃんを含めた家族連れの画に思わずどこかほっこりするものがあったからさ。
その一方で…、っていうのを少し思ったのよ。
別に交わることなんて無いんだけどさ。

交わることなんて無いから関係ない っちゃあ関係ないんだけど。
けどいずれ近い出来事に関わるんだろうなぁ、っていうね。

それだけの。
よくある日。