藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“【映画】 : 『劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)』を観た”

映画、『劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)』を観てきました。

ONE PIECEの映画のことがあったので、0巻目当てですぐ見に行きました。(笑)
劇場公開された1/12の翌日、13日の日曜日。真っ昼間に見に行きました。

さすがに公開翌日の日曜日。館内はチビッ子を筆頭に客数が…そこそこいっぱい入ってるように見えました。

たびたび後ろの席の人に座席を蹴られてちょっとイラッとしながら見てました。(#^ω^)

私のH×Hの知識としては、原作既読、アニメ新シリーズはヨークシン編の頭まで見た程度。旧アニメシリーズの知識はほぼ無し。今回の映画に関してはジャンプの巻頭ページをサラッと見て。冨樫先生の読み切りは1回ジャンプで読んだ。ってとこで。

以下、内容に関して順に断片的に感想。
改行で少し空けてこのまま書きます。




















ぶっちゃけ微妙でした。(一言目にこれか…)

冒頭はアニメラストにいつもやってる『ハンサイクロペディア』でストーリー・登場人物を紹介してのスタート。

まずなにより思ったのが、「これいつの話か?」と。
近くの席にいたチビッ子がその友達と、
「これ、グリードアイランドの…?」
とか喋ってるのが聞こえたくらいで。そこは確かに疑問。
きっとヨークシン編が終わったあたりだろうなー、とは思いますけど。…だとしたらクラピカはすぐに戻ってきたことになるのか と。

最初にキルアの回想で、イルミから「お前は友達を裏切る」ってシーンがありましたけど、この部分がメインになるんでしょうけど、このあとの展開でリフレインさせすぎ。

クラピカとレオリオが夫婦にみえた。「あいつ危なっかしいからよー」って。だからってそない…。この時期だとセンリツのほうが適任なくらい。

クラピカの回想での読み切りにあったところが映像化されてましたけど、若干違ってましたね。別にそれは気になりませんでしたけど。
それよりも、レオリオが、「クラピカがやられてからまだ目を覚まさない」「(何故かという問いに)よくわからない」としたあとで、ゴンが顔を覗き込んだら急に目を覚ますクラピカ。…?
細かいかもしれないけど、目を覚ましたあとで、レオリオとキルアが顔を見合わせるけど、2人の関係的にそれやるかな?
「3日眠りっぱなし」と。……たった3日か…って思った私。(苦笑)

目を覚まして急に見える映像。パイロに奪われた目から映像が見えると。また急に…。

クラピカの元にレオリオが残り、ゴンとキルアが目を取ったヤツの居所を探す、レツという人形使いに会う、キルア嫉妬する。
で、このへんの関係からキルアがちょいちょいイルミの「裏切る」って言葉が頭の中を駆け巡ってるシーンがたびたび入るけど、『節子、それ裏切りやない。ただの嫉妬や』って思うよ。フツー。
ゴンがレツを友達だといい、ゴンとレツが仲良さそうにしてる と。“友達が、友達の友達と仲良くしてるのを見て気に食わない”っていうフツーの感情を大げさにしすぎ…。

ウボォーギンに宿を攻め込まれる。
キルア腰引けすぎ。たしかに2人の戦力では勝てないと思うけど、キルアならポジティブな逃げ方を考えるハズ。原作でノブナガによって廃ビルに監視・監禁されたときみたいに。
ゴンが勝つ考え方に無理にでもいこうとするときに、怒ってでも『逃げて勝つ』方法を考えるのがキルアでしょうし。

そのあと なんでノブナガ助けに来たん?
後のシーンでまた登場するときもだけど、ノブナガの去り際に『ヒュオォォォ』っていう効果音なんで入るの?w

レツの服を買いにいったところで、そこの店の人がニコル(ハンター試験の最初の走るヤツであかんかった人)に見えた…。無関係だよね?
レツの新しい服が、どー見ても“真紅(from ローゼンメイデン)”に見えた…。いくら人形使いだからって…。それはひょっとしてギャグでやっているのか!?

クラピカの入院してるところへ、わざわざ敵の情報を教えてくれるヒソカ。良いヤツやなー。

人形のイルミにゴンがやられて逃げ出すキルア。キルアの“裏切る”って言葉のハードルが低すぎる。
そのあと線路を歩いて電車に轢かれようとしてたけど、先ず、キルアの性格的に死のうとしないだろうし、電車に轢かれて死ぬのか疑問。(自殺しようとするにしても、キルアなら確実な方法を選ぶハズ。)

キルアのニオイを追ってきたゴン。ケータイのGPSで駆けつけたレオリオ。…?

敵のアジトに何事も無く到着するゴンたち4人。

ラスボスのオモカゲが一番よくわからない。
人形使いなのか。目のコレクターなのか。
目入りの人形にするコトによって、その人形を増やして何がしたいのか。
目と人形が合致するかどうか っていうのはどういう影響があるのか。

イルミの目に、ゴンの目が入って、ゴンの目によって「世界が輝いて見える」ってあったけど、で? っていう。
それによって、強くなったのか弱くなったのか。目が合うかどうかはレツとオモカゲが喋ってるときにあったから、人形に合うかどうか重要なコトなんでしょうけど、どこか中途半端。

パイロの目にクラピカの目が入って、強くなるとかならまだ分かるんだけどね…。


モカゲの声が微妙でした。。。
フツーに喋ってるときはいいんですけど、感情が乗ったセリフのときに、あまり抑揚が感じられなかったです。
…あとで藤木直人さんだと分かるんですけど…インタビュー見ると、声優初めてだったそうで。う…うーん。。。
レツ役で平野綾さんが出てるんだけど、既にメンチ役で出てての今回の出演なので、だったらオモカゲ役もテレビシリーズで出てた人で今はキャラの出番が無い声優さんにお願いするとか そういうの出来なかったんでしょうか…。
パイロ役の川島海荷さんは違和感なかったです。


レオリオ弱すぎ。
最後、ゴンとキルアでクラピカの盾になる ってときに、レオリオぼっちやん…って思った。画面的にも右端だったし。w 「俺を忘れないでくれよ」って自分で言ってたけどさ。
このときレオリオ念能力習得どこまで…? 原作の選挙(31巻)でジンを殴ったレベルの能力なんて当然全然無いんでしょうね。


ヒソカが人形の旅団を次々と倒す。良いヤツやなー。何しに来たの?(笑)
“人形レベルの相手にてこずって”るくらいなら…、逆に見放すんじゃないの?ヒソカなら。


“エンペラータイム”って わざわざ言うのね。
モカゲに鎖を刺そうとしたクラピカの手を掴んで オレがやるというキルア。
そこはキルア的に手出ししないんじゃ…。クラピカの旅団への恨みを優先するんじゃ。


大体倒したところでやってくる本物の旅団。何しに来たの?(笑)
前のシーンでノブナガとマチが出たときに「旅団の落とし前は俺たちで着ける」的なコトを言ってた割には中途半端。(逆にその中途半端加減が旅団らしいといえば まぁ、そうなんですけど)

鎖野郎(クラピカ)に対して何もしない旅団。いくら団長に念の鎖が入ってるからといって…。
フィンクスあたりはクラピカとガチな争いしてもいいくらいなんだけどねー。



全てが終わって空港で各自お別れ。
屋上で飛空挺見送るヒソカ。……いやいやいや…。しないでしょ?ヒソカなら。企む意図があるなら分かるけど、ただの見送りでそこにはいないでしょ。ちょっと噴いた。


全体的な、展開の仕方の唐突な感じが否めなかったり。
主要4人の中でキルアの性格に特に違和感を感じたり。
最後んところで、医者になること、同胞の目を探すこと、ジンに会うこと、「オレには何も無い」ってギャグ描写されてたけど…。んー。


EDテーマ…主題歌はゆず。ずっと思ってたけど、ゆずとH×Hは合わないというか。。。
旧テレビシリーズからの流れでの主題歌担当ならまだ分かるんですけど。
ガルネリウスや、Fear, and Loathing in Las Vegasで良かったんじゃないの?



画像を掲載しましたとおり、0巻はちゃんと貰えました。
読み切りは前半後半の区切り無く収録。
冨樫先生のインタビューはクロロにまつわるエピソードが、『0巻であっさり答えて良かったの?』って思いました。そこが個人的に一番の驚きでした。


パンフレットも買いました。
ワンピのより安かったので。(ONE PIECEのパンフレットは800円。HUNTER×HUNTERのパンフレットは600円。)

冨樫さんの絵は、表紙裏に ナタリーに記事にもなってた 旅団の顔だらけとクラピカが描かれたイラストと。裏表紙裏に、オモカゲと自画像と一言コメントが。その2枚。

あとは声優さん、監督・脚本それぞれお2方からのコメント。
う〜〜〜ん……。



劇場でスタッフロールが流れ終わったあと、劇場版第2弾の製作発表がありましたけど、もっとキャラを搾って頂けないと厳しいような…。ネテロ会長がバーン!と出てた画だったので、またフルキャストの可能性がありそうでコワいんですけど。。。

個人的には、ゴン、キルア、クラピカを一切出さずに、レオリオ中心のスピンオフでもやったほうが焦点搾れて、尚且つゴンにも負けない純粋真っ直ぐキャラだし、あまり(ほか3人に比べたら)強くも無いので、感情移入できて面白いと思うんだけどなー。
(ハンター試験を受けるキッカケとなった友人の死から、ハンター試験でゴン、クラピカに船で会うまでの紆余曲折とか。)
こういうのを31巻、32巻出した直後である この時期に公開してたら面白かったのになー とも思ったり。



で、冨樫先生、連載再開まだですか?(定型文)