藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『バクマン。 18巻』読了。”

バクマン。 18巻』を読みました。

王道に邪道を取り入れた新妻エイジ。邪道を王道にまで押し上げた亜城木夢叶。互いに意識し合ってきたライバル同士が、新作読切で真っ向から対決!! 王道VS王道! マンガ界の未来を担う両作家、その結果とは…!?

という内容がメインなのですが、それよりもうしろのほうに載ってた平丸さんの話2編のがすごく面白かった。

本題が始まる前に 吉田氏が漫画家と編集者の立場についての葛藤のようなものが。
それこそ佐藤秀峰氏のこの前の本にあったような、『編集者は安定して収入〜』などのくだりとか。

平丸さんが持ち込んできた回想も描かれてたけど、幸せに とか、楽しく とか、そういうコトに対しての根底がネガティブからの貪欲な欲求があって、で、吉田氏もそれに応えてるのが面白い。
それこそ人生レベルで指南しようとしてるような…。(まぁ、本音はジャンプで面白い漫画描かせたいだけかもしれないけど、それの活かし方が上手いというか、平丸さんとの利害が一致してるとゆーか。w)

で、平丸さんが本気で蒼樹先生のことが好きで、それに対しての蒼樹先生の素振りもかわいい☆
2年待っての『お茶』から『遊園地』。観覧車で指輪を探す平丸さんと見守る吉田氏に、状況を察して“待つ”蒼樹先生。この、“気付いた”ときの表情もいいですな。

『“僕を”幸せにしてください』っていうプロポーズもイイ☆
非常に“らしい”というのもあるからね。

これはいいラブコメですよ。
表紙が物語ってますが、この巻はこの2人が主人公ですよ。

バクマン。 18 (ジャンプコミックス)バクマン。 18 (ジャンプコミックス)
(2012/05/02)
小畑 健

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