藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『バクマン。 10巻』読了。”

バクマン。 10 (ジャンプコミックス) (10巻)』を読みました。

タントを終わらせて、年内の連載会議に向けてタイプの違う作品を会議に出していく。…という巻。

なんといっても 全ては“完全犯罪クラブ(仮)”に向けて。っていうコトで。

邪道でやってから、王道でやる。それを真剣にやって、設定の加減を学ぶ っていうのは興味深い。
ま、計算タイプの高木だから出来るコトでしょうが。真剣に取り組んだからこそ、反省して次に活かす。と。

そしてこの巻で一番面白かったのは、やはり“服部さん尾行”ですね。
岩瀬の件も含めて、実にバカバカしいの(←? 笑)だけど、いたって真剣だしバレたら困るし。
この回の“バクマン。”を読んで“完全犯罪クラブ(仮)”を読んだような感じも受けましたね。
亜豆へのサプライズプレゼントとか、服部さんを尾行して他の編集とバーに行ったトコで激励を受けるとこ(言ってる服部さん本人は亜城木がいるのは気付いてないからねぇ)は、感動になるから、ただセコくて笑えるだけではない、“完全犯罪クラブ(仮)”を疑似的に読んだ感じがして面白かったわー。大場つぐみ先生すごいなー。

作品は作家性が出る って点で、以前私、Twitterでも書いて、主人公2人・亜城木はあまり個性がないと思ってたけど、“完全犯罪クラブ(仮)”のメンバーを合わせて考えると、実に亜城木にハマってるのかな、と思わされますね。(計算タイプの高木はともかく、バーでの話にあった、真城がよく観察してる っていう点。)あと、“安之城 舞”って名前は“案の定”ってダジャレもだけど、イニシャルを亜豆に合わせたのかな?とか。(これは考えすぎか?(笑))

それにしても岩瀬面白いな。『私を捨てた男を…(怒)』みたいな。別に捨ててない。(笑)

バクマン。 10 (ジャンプコミックス) Book バクマン。 10 (ジャンプコミックス)

著者:小畑 健
販売元:集英社
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