藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『クローズアップ現代 2010.04.21.O.A. ―アスペルガー症候群―』を見た。”

2010.04.21.O.A.
の、
クローズアップ現代を見ました。特集は“アスペルガー症候群

以下はHPの番組紹介文。
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引きこもり、うつ病など20〜40代の間で深刻化する問題の背後の多くに、実はアスペルガー症候群が潜んでいることがわかってきた。アスペルガー症候群は脳の機能障害で、知的障害はないが他人の気持ちを推し量ったり、暗黙のルールを理解できないため、職場では「変わった人」と見られ、孤立を深めて社会からドロップアウトしていく人が少なくない。一方でIT技術など特定の分野において秀でた能力を持っている人も多く、周囲が障害を理解し、対応を工夫すれば、目覚しい活躍をすることも分かってきた。企業でも今、アスペルガー症候群の人を積極的に採用し、その力を活かそうという取り組みが始まっている。“アスペルガー症候群の人”たちが社会で活躍するためには何が必要なのか、当事者と雇用する側双方の取材を通して考える。

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見てて、そんなに“アスペルガー症候群”の人って多いのか と先ず、思いましたね。
森本アナが「〜それでも性格的なものだと思ってしまいますが…」とか繰り返してましたが、確かにそう思ってしまいますね。
皮肉が通じないとか、一つの作業に没頭する とかね。


私自身は周りが気になって、むしろ集中力は乏しく、散漫になるタイプなので理解しにくいのかもしれませんが。


気になったのは、正高信男さんが、柳田国男さんの言葉を引用されて、
『昔は、東北などで働いている方などは、一日に4、5回しか言葉を口にしなかった。言葉を交わす機会が少なかった。
 しかし今はコミュニケーションの必要性が増した。』
…とか、そんなようなコトを。(うろ覚え。)


アスペルガー症候群”についてとは主題が違うかもしれませんが、今の時代がコミュニケーション不足になったんじゃなくて、コミュニケーションツールや機会だけが増えて、コミュニケーションのスキルについては今も昔も変わってないんじゃないかと。
浮き彫りになっただけ というか。
アスペルガー症候群”が20〜40代の中で出てきてる ってのも、“たまたま”。みたいな。

“コミュニケーションの必要”というものを全肯定するようなものでも無い。…ってコトかしら。


この前の、BRUTUS 吉本隆明特集号のP.54に、吉本隆明さんの著書『人生とは何か』から、
“人間を外に引き出したほうがいい、社交的なほうがいい、こういう考え方は、メディアの発達とともに力を持ってくるんでしょう。インターネット、携帯電話と、コミュニケーション手段が発達していくのが最近の世の趨勢で、これに逆行することはできないんですが、
コミュニケーション自体が自己目的化したら、それはちょっと病気です。”
と 書いてあった。