藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“【アルボムッレ・スマナサーラ×香山リカ】 : 『生きる勉強』読了。”

アルボムッレ・スマナサーラ×香山リカ 共著、『生きる勉強 (サンガ新書)』を読みました。

以前、スマナサーラ師のムックを読んで、著書を読みたいという気になり、手に取りました。師の著書はムックのを除いて初めて読みます。

香山さんがかなり突っ込んで聞いておられるのが良かった。実際に患者さんに向き合ってる立場だからこそ色々なケースも見てきてるだろうし、色々な対策も取ってこられたろうけど、それでも良かったのだろうかと思ったりね。

スマナサーラ師の方はそんな香山さんからの質問に全く動じないというか。(あとがきにて、あまりに自分の意見ばかり述べてきたんじゃないかと。というコトには触れてましたが。(笑))

基本は“自我(エゴ)”についてで。
“替えのきかない自分”とか、“私じゃなきゃ…”っていうコトに縛られてね。
後半にあった“エゴイストのグローバリズム”とか。“私の国の価値観が正しくて、ほかもそうなればいいのに”的な。それが全ての是であると頒布してね。別に悪気はないんだろうけど。
その価値観の正しさみたいなものが、色んなトコで溢れて刺激されてね。

生きることの意味 …みたいなものが、その自我を満たすものでもあるのが厄介なんですよね。
エゴを満たすことで華やかなものに包まれる、幸せに包まれるとかね。

生きることは元来苦しいことで、だからこそ真摯に生きるコト、今、この瞬間が大切だ っていうコトが説かれてると思います。

まぁ、私自身も“生きる意味なんて無い”とは思ってますけど、だ か ら こ そ 何故生きているのか、生かされているのか、それが疑問でヒントを求めてたのもあるけど…。むぅ。

この前のクローズアップ現代で幸福の指針についてやってたけど、そんな指針とかわざわざ考えなくてはいけないほど、たぶん生き方は分からないと思うの。殆どの人が刺激により“私”を満たすコトが生きるうえでの糧と思ってしまうように。

そんな厄介な生きることだからこその『生きる勉強』。まだまだ勉強しないとねぇ。

生きる勉強 (サンガ新書) Book 生きる勉強 (サンガ新書)

著者:アルボムッレ・スマナサーラ,香山 リカ
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