藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『ACIDMAN:A beautiful greed』を聞いた。”

ACIDMAN、『A beautiful greed』を聞きました。

曲を聞いた感じとしての雑感ですが。個人的にACIDMANの名盤は『green chord』だと思っていて。
ま、最近の私の好みがどうしてもメロディー重視で叙情的なものが好きな傾向にあるから、なのですが。
だから好きな曲は本作でも、6曲目 『ファンタジア』や、7曲目 『星のひとひら』が好きな感じですね。
前者はキラキラしてる感じ。PV見た感じだと『式日』みたいな感じ。
『星のひとひら』は歌詞世界を描きながら聞くと涙腺が ちとヤバい。(笑)

1曲目『1 A beautiful greed (introduction)』や、9曲目『ucess』は聞きながら放っておいて安心できる心地良さ。

勿論ゴリゴリも好きですけどね、『±0』とか。3曲目、『CARVE WITH THE SENSE』も、というか『CARVE WITH THE SENSE』を始め、シングル曲は単体ではあまり印象強くなかったんですが、アルバムに入って映えますね。見事にハマってます。

で、歌詞。『MUSICA』の8月号の全曲解説インタビューを読みながら、
ところでそもそも、なんで『A beautiful greed』というタイトルなんだろう、って最初私は思ったワケで。『美しい欲望』って。

思い描く “願望”や“希望”というのは…誰もが望み、描くものはあるけれど、どこでエゴが絡んで“欲望”と称されるようになるのかなぁ、なんてアルバムと関係なく疑問を持ってたりもするのですが。

で、インタビューによると『±0』が。
いらんことばっか考える人間やけど、そもそも動物とかだって欲望はあるし、という。
4曲目『Who are you?』は“存在を認識し合う”という。存在って何?ってのは確かに疑問。
私自身、ここでの名前は“無”を冠した名前ですが。人間は関係性の基に在ると思いますが、私自身のコトで恐縮ですが、私って本名をよく間違われるんですね。覚えてもらえなかったり。で、色んな人間関係の括りで呼称が異なったり。
死は“無”ではないし、物質は振動するし、人間の細胞は入れ替わり続けるし…と。
『だけど どんなものにも意味はある』その存在を追及しているのは すごく興味深いです。

あとインタビュー読んでて少しホッとしたのが、大木さんが「俺自身もそういう俗な人間だから〜…」って言葉。
私も、ま、俗っぽい人間ですし。
『±0』に繋がるんでしょうけど、キレイごとだけでは無いからこそ、キレイにしたり汚れたりしながら進んで行くんでしょうかねぇ。

これからもACIDMANの世界を見続けていきたいですね。

A beautiful greed Music A beautiful greed

アーティスト:ACIDMAN
販売元:EMIミュージックジャパン
発売日:2009/07/29
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