一応まがりなりにも私は表現の世界にいる人なので、一人称をどうやって表現するかはいつも悩むところなんですよ。
私 わたし あたし アタシ あーし ワタシ ワタクシ わたくし
おれ 俺 オレ
僕 ボク ぼく
わし 儂 ワシ
活字から受ける印象って違うんですよね。言ってる言葉だとわかりにくいかもだけど。
ONE PIECEだと『おれ』って使われてるし、
悟空(ドラゴンボール)だと、通常時は『オラ』で、スーパーサイヤ人になったら『オレ』だし。
汎用性と文字から受ける印象の都合で 私はブログでもツイッターでも一人称は『私』を使ってるけど、
たぶん実際私がリアルで発してる言葉で言うなら『わし』に近い感じの言い方をしてるかもです。
ビートたけしは『おいら』って感じだったっけ。
マツコは『アタシ』って感じのような。
歌丸師匠は『あたし』ってイメージ。
『わて』とか使う人もいるし。
あとは『自分は~』って言う場合もあるね。
デフォルトで『自分は~』とは普通(?)使わないかもしれないけど、状況説明するときとか、客観で表すときに使いがちかな。
それと『〇〇(自分の名前)は~』とか『〇〇(自分の名前)ちゃんは~』とか。
子供とか女子とかが使いそうな感じかな?
私もたまにこのブログ中で、「むゆみちゃんはね~」って使ったりしますけど。
たとえばですね、自分の気持ちを説明する っていうか、自分の感情を味わうために、言葉にするときに、
「私、悲しい!」 って言うのと、
「あたし、かなしい!」 って言うのと
どっちが『私』の気持ちとして 入 り や す い か な っていう。
自分の中の『子供の私』が泣いてる感じで、
「あたし、さびしい!」って言うのと、
「むゆみちゃんね、さびしいの!」 って言うのと。
今、私が使ってる『私』というありがちな ありふれた一人称も、結局は社会的な衣を纏っている上に過ぎないんじゃあないか とも思わなくもなくて。
『俺』って使うのも、意図して尊大さを表す為に使ってるんじゃあないか とも思わなくもなくて。
……まぁ自然に使ってるなら何も言うことは無いんですけど、
一応そういう視点もあり得る っていうね。
あと、今んとこ、対 男性にしか見てないんだけど、同じ会話の中で『僕』と『オレ』を混同して使ってる人は謎なんですよね。
言いたい話の内容が つい感情が乗って一人称が変わった っていうのもあり得るのかもしれないけど。
で、
一応以前はめんどくさい漫画とか描いてた人なので(最近は簡素なものばかり描いておりますが)、複数キャラクターが登場する場合とかは、上記に書いたように一人称の表記を ひらがなカタカナ漢字含めて どう表現するか ってトコは悩みどころなんですよ。
で、
リアルの会話で『「僕」と「オレ」が混同する人』 についてさっき書いたけど、作中で一人称が特別なトリガー(スーパーサイヤ人みたいな)も無く一人称がコロコロ変わってしまうと、キャラ造形として性格がブレてしまうんよ。
上司の前では『僕』とか『私』で、プライベートでは『オレ』とか、状況で説明できれば納得もいくんだけどさ。
普段使う一人称が、何が一番フラットに『私』を表しているのか。
何が一番 脆くて弱い『わたし』を出すのに感情が乗るのか。
個人的には甘える為にそういう一人称をワザと使う ってのもアリだと思ってますよ。
「んとねー、あのねー、むゆみちゃんね、ぎゅっとしてほしいの!」
これこそ 正しい なんて無くて、そのときの自分を大事にした自分を出していく っていう。
一人称って自分の感情を乗せるのに、自分の気持ちを表す為に 最初に表明する言葉でもあるでしょうし。
強がったり 弱くなったり 社会性を大事にしたり、色んな『私』を出し入れ出来たらいいんじゃないかな。