毎回毎回涙腺を刺激する『HUGっと!プリキュア』。
昨日放送の19話もすごかった。
(以下、画像引用は全て『HUGっと!プリキュア』第19話より。)
ファッションショーの看板作りをするのに、ペタペタと絵の具で手の跡を付けるはぐたんに、思わずダメと言ってしまったけど、
「なんでもダメと止めてはダメなのですね」
と えみる。
ここで 本題に軽いジャブ入ります。
そしてプリキュアになりたいと言うえみる。それを否定する兄、
えみるが言われてる中、意見するルール―、そこへ はなが、
「人の心を縛るな!!」
このセリフが19話のベーシックを言ってるセリフな。
そして今回の肝は なによりアンリくん(中学3年生男子)
さあいよいよファッションショーが ってときに、かわいい服を着てたアンリくんがオシマイダーに捕まる
「男の子だってお姫さまになれる!!」
先述部分で、女の子がヒーローになってもいい! ってセリフのあとに、この部分よ!
もともとプリキュアは女の子のヒーローってことを描き続けてきたけど、翻って、男の子が、って部分での「お姫さまになれる」ってことを肯定した言葉を出してきたのはデカい!!
「ボクは君のためにボクを変えることはできない」
「誰に何を言われたって 構わない」
「ボクはボクの心を大切にする」
「君も君の心をもっと愛して」
あああ…!!
もう最the高じゃないですか。
もともとこのはぐプリでは、
「なんでも出来る! なんでもなれる!」 ってことを謳ってきたワケですけど、こういうトコでも揺るがない。
LGBTQ的にとか、ジェンダー的にとかそういう隔たりとかをなくした…!
とか、大仰なことを言おうと思えば言えるんだけど、
ただ単純にかわいいものが好きだとか、お姫さまポジションみたいだなとか、女の子のヒーローだとか、ニュートラルに、偏見なくそのままを言ってるのは、プリキュアを見てるちっちゃい子から、おっきいお兄ちゃん()まで、あらゆる価値観を肯定してくれるものなんじゃないですかね。
どうしてもこうアニメだからなのか、腐女子だBLだとかホモォとか言う人がいたり、三次元の現実にも偏った価値観を持ち込んだりしがちですからね。(言葉自体に意味を持たせず使ってるのか、言葉に侮蔑的な意味を含ませて使ってるのか、純粋に言葉をニュートラルに使ってても一方的に侮蔑されてると受け取る場合の人もいたり)
女性同士がキャッキャしてるのと、男性同士がキャッキャしてるのと、
女性が男装するのと、男性が女装するのと、
見た目のことじゃなくて、異性愛か否かの恋愛対象の是非とか、
(個人的には男の子が女性向けな服を着るのは海月姫で菅田将暉くんがやってたみたいな感じだと思うけどね。(劇場版。連ドラ版は見てないけど 瀬戸康史くんがその役だったハズ。))
ま、性差のコトじゃあなくて、個々人によるものもが一番なんだけど。
自分の心の好きな気持ちとか、なにかしたい気持ちとか、ただそういう素直な気持ちでやっていけばいいやな。
ところで今回は他にも、初代の『ふたりはプリキュア』を思わせるようなセリフ、シーンがあったりして。見ててニヤニヤしてましたw
このプリキュア15周年のスポットもなかなか良いですよね。