“『美大受験戦記アリエネ　６巻』読了。”

『美大受験戦記アリエネ　6巻』を読みました。

“中二”のまま戦え!超注目の「受験」漫画
放課後の居残り練習中に、初めてのキスをかわした有と夢。幸せ絶頂の有は、猛勉強＆猛練習に励む!! だが、そんな中、有への思いに気づいた弥生が、有に急接近し始める…!! 一方、バイト先のデザイン事務所からCMコンペに提出するための課題を与えられた光河だったが、なりゆきから有と勝負をすることになり…!? 美大受験青春ストーリー、波瀾の第6集!!(amazon内容紹介より)

ところで帯が何故か金爆のうぱだった件…。
たしかに他のメンバーよりも　うぱらしいといえばらしいんですけど。

今巻の軸は月岡さんの片思い妄想っぷりが爆裂してる話ｗ
ある意味　有よりキテるねコレｗｗｗｗ

好きな人はいるかと聞かれての有の
「やさしくて、すっごく絵が好きな人…」

え！？

弥生：「あたし全部あてはまる!!」

！？
(マガジン漫画並ｗｗｗｗｗｗ)

いやいやいやいや月岡さん、あなたの誇大妄想っぷりはたまにおかしいよｗｗ

で、有はなんとか自制して難を逃れたワケだけど、守りの意識で「おれには夢さんが…！」って考えになってると逆に自由に夢さんと付き合えないんじゃないかとさえちょっと思っただよ。
だから二股とは言わないから、月岡弥生と付き合わないでイチャイチャすればいいと思うの。（←ぉぃ

以降も月岡さんのデレ攻め具合がハンパねー。
そして有の勘違いやべー。
露出の高い服で攻める月岡さんに、
有：「モデルやってあげるから、デッサンからやり直せ　ってことですね！」

ちげーよ！Σ（゜Д゜）
（たしかに一回下着でモデルやってるから勘違いも無くはないけどさー）

そして東山光河サイドと交わる。
有と弥生が二人でいるところを写真に撮るとかサイテーだよ光河。ヲタが写真撮るときにもレイヤーさんにちゃんと許可取るのに！（なんか違います。

金銭的なことや、過去の女性への苦手意識みたいなものが今巻で分かったワケで、そこから夢さんへの想いっていうのも分からなくはないですが。
でもそれと　有が自分の漫画への想いを語ったときに笑わなかった　って話は同じだと思うんですけどね。

P.189の、光河の『自分の絵』についてのセリフで、
「昔の世代は新しいものを求めながら、昔の定規で測ってくる…」
これは分かるわー。
前エントリでクリエイターについて云々を取り上げましたけど、結局他者評価が要るんですよ。
枠をぶっ壊して『自分の絵』を出すことと同時に、他者から評価される両方…しかも昔の画家みたいに死後評価されるんじゃあなくて、今の評価が要る　っていう。
これはねぇー、なんともねぇ〜…。

最終的に絵の師匠から二人のコンセプトが決まったことを評価されたワケだけど、
有のほうがネアカな、キャッチーな絵になりそうな。評価されそうなイメージはするんだよな。画力はさておきになるけど。
逆に光河はアングラになりそうで、イメージボードとしては不適当な感じがする。…読んでる私としては面白いと思うけどね。
なんつか、ＳＮＳ云々言って、枠の絵を描いてた光河が『自分の絵』をイメージしたときにダークなものを考えた　っていうのが“らしい”というか、鬱屈具合が出てて素晴らしいね☆
真面目なヤツがぶっ壊れて巧い鬱屈を表現する　っていうのは見応えがありそう。

やー、しかし月岡弥生はかわいいですね。まだまだデレててほしいですねｗ