藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“【amber gris】 : 『フラニーはご機嫌斜め / an Fade』を聞いた。”

2012 02 08 フラニーはご機嫌斜め  an Fade


amber gris オフィシャル限定シングル、『フラニーはご機嫌斜め / an Fade』を聞きました。

こちらもやっとレビュー書きます!

本来はクリスマス前に受け付けてたもので、私も漏れなく。
なので、特製ボックス仕様にアーティストフォト、そして 私の名前入りポストカード付きですよ☆

さて、表題曲。先ずは“フラニーはご機嫌斜め”のほうですが、単純にこの曲のメロディが素晴らしい。
疾走感のある曲…なんというか、駆けていくような感じやね。

相変わらず 情景が浮かぶ。
ショーウインドウの並ぶ店の街並み、レンガブロックで造られた道が浮かぶ。
セピア調の色合いの空間の中に、店の軒下で佇んでは、映るガラスに 出来事を思い返すような。

…そんなイメージが ざーって出てきましたよ。
憂鬱な表情が、この歌の最後では口角が上がって小さく笑みを浮かべてるような。
小さな物語が描かれてる。そんな曲。

2曲目。“an Fade” 。静かな曲。
クリスマスっぽいというか、聖なるものに 祈り、捧ぐような。

タイトルの“an Fade”ですが、訳したら、“漸移(ぜんい)”と言うそうな。
“漸移”で検索したらこちらが出たので、『うつろいゆくさま』を示してるのでしょうか。

歌詞と曲自体の雰囲気からは、聖なる感じ…キリスト教的? なのかもしれないけど、言葉…タイトルの意味と、歌詞の内容からだと、仏教的(?)ですよね。
無常 っていうか。
歌詞の内容で言うと、
『愚者は身と身を寄せて、賢者は獣の皮を剥いだ。』
と、そして、
『かくも儚き』
…という部分がね。

歌詞の前半では、自然物がただ単語を並べて表されてあり、それも自然のうつろいであり、『愚者は-』のくだりの辺りは、人は常ならざるものという、救いの部分も表現されてるのでしょうか。

ところで、amber grisのメンバーはフランス・パリでのライブを終えたようで。(現地での2月4日?)
いーなー、すごいなー。