amber gris 2nd art-book『露のロータス』を聞きました。
前回のkanameプロデュースに引き続き、今回はwayneプロデュース。
1曲目“ロジィ”も、2曲目“楽園”ともに優しいものを持った歌。
book部分の小さな詩篇が物語るように、蓮の葉の自浄効果。
蓮の花が、葉が、泥などの汚い水の上でキレイに咲くこと。汚い水の上に在るように。
詩篇では痛みを代わってあげる…痛みを蓮が“頂く”ような ね。
「人の業を待つために」というのが、それゆえに蓮が存在しているかのように。
1曲目“ロジィ”のほうで、
「置き去りの今日に花を送るんだ。」と。
心が此処には無いような感じを受けるけど(それは歌詞冒頭部分が顕著)、過ぎた“今日”に 敬意や謝辞を捧げるような。
「僕は弱いまま『僕』でいたいんだ」は いい勇気を示してるね。
2曲目“楽園”
これは歌詞の最初の部分が主人公の心象全てで、サビ以降の後半は『必要なもの全て』といったところ。
此処にある、全ての 難解な言語でわざわざ表すしかできないような、現象が物質が、今の幸福を置いてくれてるのだと示すような。
どちらの曲も、優しくて穏やかで心地よい曲調。
これは浸れるね。
そして今月にはart book第3弾で、手鞠プロデュースが。
手鞠曲ガッツリの世界観は久しぶりになるなー。
露のロータス
(2012/04/25)
amber gris
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