zoisiteから発行されたインタビュー本(?)、『obsidian』を読みました。
zoisiteの荒川さんが、「暗い音楽が好き。話を聞いてみたいアーティストが増えた。」とのコト(後記より)から。
インタビューを、だーっと読みましたけど、暗い、黒いものを基調としているとはいえ、その表出方法が各バンドさんによって違うんですよねぇ。
…まぁ、楽曲を聴いてるバンド。バンド名だけはよく知ってるバンド。好きなバンドさんの話によく出てくるバンド。知らないバンド。 ……など、ありましたけどね。
私としてのメインは、amber grisと、baphomet(9GOATS BLACK OUT)の記事が最低限読みたかったくらい。というのが購入の動機。
(あとはMoranでも載っててくれたらパーフェクトだったんですがね。)
amber grisのインタビューでは これまでもブログなり他誌のインタビューなどでも伺ってきた、V系好きトークが熱く繰り広げられるという。(笑)
もう、このバンドは感性に委ねて ずっと続いていってほしい。そう思いますよね。ホント。
niguさんはブログでの文体でなんとなく予想してましたけど、ポジティブというか、ポップな方ですね。なんか和む。
aieさんは まぁ、読んでるとどうしても大佑さんの話題がねぇ。
akiさんは一人での活動、セルフプロデュースとして続けていくことの、活動スタンスというか、意識の在り方みたいなものが読んでて興味深かった。
長いこと活動していると、いい経験ができるものだな って。
ラストにbaphomet。
音楽としての制作の背景とか、音楽をパッケージして贈ることの背景とか。インタビュー後半にあった、hatiさんの言葉を受けてのryoさんの言葉とかね。
勿論、挙げてない方のも読んだ上で、
どのバンド・アーティストさんも、歌詞の乗せ方が異なるな と。上にも書きましたけど、表出方法が違うというか。
顕著なのがaieさんのインタビューにあった、Kazumaさんの話とかね。
音の中に込めた、それぞれが掲げる、“印象”と“本質”は異なるもので。
それを黒い音(ま、黒い、暗いものばかりじゃないですが。)の中から模索する というのが読んでて面白いものですね。