藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『FUCK THE BORDER LINE』を聞いた。”

黒夢 トリビュートアルバム『FUCK THE BORDER LINE』を聞きました。


フールズメイト352号によると、参加バンドはエイベックスから提案されたアーティストに清春さんの意見を摺り合わせていったものらしく。


良かったのは先ず、absの『少年』。
これはもぉ実に西川ちゃんらしい。absの音になっていて、1曲目から、冒頭の音が出たトコからワクワクするね。これ。

次に、プラの『MARIA』。
予想してたのと違ってたけど、原曲が根底にありつつ、プラのらしさというか、竜太朗さんの浮遊感漂う声は合うねー。


NICOTINEの『ピストル』。
全 英語詞になってるけど、曲の持つ雰囲気はそのままで非常にパンク!
結構好きですよ。こういうの。



音として好きなのは、
SUNS OWLの『FAKE STAR』。
テクノ好きですし、もともと『FAKE STAR』自体がデジタル色の強い曲ですからねぇ。

そして THE 冠の『カマキリ』。
もう……音がサッズですよ。(笑) “feat K-A-Z”というだけあって、K-A-Zさんの色がすごく出てる。

カイキゲッショクの『MIND BREAKER』。
これもK-A-Zさんが関わってるというコトで聞いてみたかった一つだったんですが、おもしろカッコいいアレンジで。サビの雰囲気そのまま。曲の空気がいい感じ。


賛否のあるものとしては、
シドの『優しい悲劇』。
これ、『CRUSH!-90’s V-Rock best hit cover songs-』の中の12012の『Winter, again(GLAY)』にも言えるコトですけど、原曲及びアーティストへの敬意と、忠実なカバー・完コピというのが、「つまらない」という印象を与えてしまうんでしょうか。
好きだからその曲を自らの手で壊したくない っていうのが出てきてしまうのかも。
(アレンジしたらしたで『無いわー』っていう意見も出てくるんだろうから勝手な話ですけどね。)
それの善し悪しと、シドや黒夢のファンの立場だったらば…という面白み って、難しいですね。

CASCADEの『Like @ Angel』。
これはもぅ、TAMAさんの声が聞いた人にとって合うか苦手か ってだけで。
私的には歌メロ部分の声は良いけど、サビのトコの声が『うぅん?』って思ってしまいました。だから曲の出だしがね。うん。





参加アーティストについては出てほしい人も他には居ると考えてしまいますが。フールズにて清春さんの発言にもありましたけど、lynch.とか。
あとMERRYは参加してそうな感じなんですけどね。
……まぁ、こう考えていってしまうと、どうしてもヴィジュアル系の中だけで考えがちだから ね。

聞き手のジャンルの幅を拡げるものとしても、アルバム全体としては面白いものではないでしょうか。

FUCK THE BORDER LINE Music FUCK THE BORDER LINE

アーティスト:(V.A.),CASCADE,SUNS OWL,THE冠,abingdon boys school,coldrain,the GazettE,カイキゲッショク
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発売日:2011/02/09
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