藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“20190819 『よつばと!原画展』 at 名古屋PARCO ”

2019年 8月19日。

よつばと!原画展 を見に、名古屋PARCOに行ってきました。

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(↑ 会場前です。)

 

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(↑ 名古屋PARCO 建物入り口前に掲示。)

 

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(↑ エスカレーターの脇部分に。)

 

で、上がっていって 7階へ。

 

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(最初に貼った画像と同じく、7階会場前にあったパネル。)

 

 

ミニダンボー付きの入場券もあったのですが、私は通常の入場券で。

 

場内は撮影禁止でした。

 

 

 

 

 

 

春に東京で開催されたらしく それと同じものなのかな。

13巻、14巻の原稿を中心に展示。

 

 

最近規模のデカい原画展に行ってきたばかりなので、

mooth1006u3.hatenablog.com

どうしても比べてしまうとコンパクトな印象なんですけど、それでも掲示されてある原稿を凝視してきました。

一番ビックリしたのは、ノド以外は原稿用紙をギリギリまで使って描かれていたことでした。

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メモリギリギリのとこにも細めの枠線を引いて、めいっぱい描かれてました。
後半に掲示されてた、おそらく過去の原稿は、ギリギリの枠線はなかったけど そこまで絵が入っていたのは変わりませんでした。

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この画像で枠外に書いてある数字はおそらくページ数だと思うんだけど、

『sk』と、おそらくスクリーントーンを貼る指示書きと思わしきものがあったり。
『4h 04m』とか、『1h 15m』っていう時間だと思うんだけど それが枠外に書かれてたやつもあったんですけど、これは原稿にかかった所要時間でしょうかね。


原稿が継ぎ足しされた跡が残ってるものもあり、後で作画VTRで見ることになるんだけど、原稿を切って、コマ単位で作業しやすいようにされてるんでしょうか。

 

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まさにこの作画されてる様子が 確か映像で見たと思うんだけど、これ原稿が切られてる状態ですし。
それとコマ枠をはみ出してる部分にもキャラの下絵らしきものが入ってるのが気になりました。

作画VTRで、左手薬指に指輪がされてて、「あ、結婚されてるんだー」とか思ったり。
同じ映像を見てた他のお客さんも同じことを呟いていて、「よつばの絵 って実際のお子さんが描かれたやつじゃなかったっけ?」って話してるのが聞こえたり。そうなの?


同じく作画VTRで、車のベルトにGペンで線を入れたり、また違う箇所ではミリペンで描かれてたり、Gペンとミリペンの使い分けとは??


陰影の濃度がペンで差がつけられていたり、木々の葉っぱの濃淡とか、簡素にする部分と描き込む部分の魅せ方とか、実際の写真から、どの部分を削ぎ落して再現してるんだろう? とか思いながら見てた。

電柱の描写は割と簡素。

一方でスーパー内などお店の中の描写や商品が並んでる様子がすっごい丁寧。
スーパー内の一部展示(看板?)みたいなものをまるっとホワイトで消してたの気になった。

他にも、修正するポイントはどこなんだろう? とか思いながら。表情も目が開いてるのと笑みで閉じてるのとか。


小畑健展で見たのと同じように、原稿を裏から見れるように展示してあったやつも。
右向きの顔を裏に左向きで描かれてたり。


あずまきよひこ先生が実際に使われてるという道具もガラスケース内に。
グリップのしっかりしたペン軸とシャーペン。
ピグマのミリペンは02  01  005  03  08 とあった。
ホワイトにはミスノン
(撮影禁止なので見ながらスマホのメモ帳にメモってました。)



原稿の展示の後半は連載初期と思わしきものが。
こうして見ると絵が変わってるのがよく分かる。


ネームも展示。
A4の紙だったかな? 横向きの状態で見開きで。
かなり絵は簡素だった。

で そのネームの周りの壁面にはこれまでのコミックスのカラーが。
実際に製本されるときは端まで使われないので と、ノートリミングでの展示 と。

カラーに使われてる紙は… 紙質 なんだろう…?



で、今回の原画展のイメージイラストの着色されてるVTRが倍速で流れてたんだけど、見ててもさっぱりわからない。
フォトショップのブラシ効果で水彩のようなタッチを。
よつば用のブラシが?

Photoshop CC (?) を使ってるようで、画面右上に “東清彦” ってあって、あ、本名…?
って思ったけどあとでウィキ見たら本名普通にウィキにあった。

ja.wikipedia.org

 

このあとは、実際に作画に使われたという資料が展示。物理的に、そのものがガラスケース内にあったり、資料用に撮られたという写真も壁に掲示されてた。

 

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ジュラルミンもあって、レッカーされてたジュラルミンもあったけど、別のとこに “鳴くジュラルミン” もガラスケースに入った状態で1個あって、傾け方で鳴きますよ ってあったので、傾けてみたりした。

 

そこから左に進み、各国 世界で出版されてる『よつばと!』の1巻も展示されてた。
タイ版のやつだけ左綴じになってて、原稿も左右反転してた。

 

このあとはグッズ販売スペースで、買い物しましたよ。

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なんだかんだとしっかり見てきました。
フリーハンドでよくもまぁこんな細かい線を描けるなぁと。
何を描いて、何を描かないか。どこを魅せるか って為にどう描くか ってのがハッキリしてるんでしょうかね。

 

 

 

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(↑ ↓ パルコの建物どうしの連絡通路近くにあったやつ。(だったと思う。))

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(↑ 入場券と そのときもらったやつ。)

art.parco.jp

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