藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『タケヲちゃん物怪録 1巻』読了。”

タケヲちゃん物怪録 1巻』を読みました。

とよ田みのる待望の最新作は「妖怪屋敷」!

ラブロマ」「FLIP-FLAP」「友達100人できるかな」のとよ田みのるが紡ぐ待望の最新作は何と妖怪屋敷!!強い祟りのせいで世界一不運な女の子タケヲちゃんが高校生活を送る一人暮らしの部屋に選んだ「百鬼荘」は何と妖怪屋敷だった!だが、妖怪との出会いで、ひとりぼっちだったタケヲの人生に少しずつ変化が…!?とよ田みのるが紡ぐ新感覚妖怪譚、開幕!!!(amazon内容紹介より)


前日の短編集にもあった、設定は『面倒さん』の方が近いんだけど 『ヒカルちゃん』にその雰囲気は似てて。


不幸が続きすぎて『陰の気』が溜まって感情が鈍くなってるとか、幸せを感じたことがないからビックリしちゃうとか……。ねぇ。。。


『不幸』が、いわゆるマンガ的な不幸から、シャレにならないレベルまでの不幸と広すぎているけど、それ自体が普通になってしまってる …っていうツラさが表われてるからこそ妖怪たちにとってはアプローチが悩ましいところ。感情が鈍くなってるからこそどうすればいいのか分からないんだろーな。と。

で、『幸福にすれば「陰の気」が出る』と分かってからの妖怪たちの奮闘に、4話での「知らないところで支えてくれてたんだ」ってコトがわかったときの幸福感・感謝の気持ちを伝えてるタケヲちゃんが実にいい笑顔をしてる。良いよねー、この表情。
勿論、それが発覚したときの妖怪たちも。もぉこれ狙ったかのような見開きでのツンデレっぷりw

5話でも友達連れてくる中、妖怪の鬼たちが守ってくれてるけど、ベンガル虎相手にタケヲを守ってる見開きなんてもぉシリアスなギャグじゃないかと。w




なんというか定型としてありがちな、薄幸だからかわいい というワケではなく、タケヲちゃんが可愛いですよ。

このペースだとこの作品も5巻くらいで終わってしまうんだろうか。
色んなものを得て、感じて幸せになっていくけれど、逆にその得たものを再び失うことで感じることなども今後描かれるのでしょうか。

タケヲちゃん物怪録 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)タケヲちゃん物怪録 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
(2012/05/11)
とよ田 みのる

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