外の景色を忘れ
没頭している 自らの課題を
内面の処理を、優先する
季節に流され
自然の色彩を ほどよく忘れてしまう
「お元気ですか? 変わりはないですか?」
便りの無いのは 無事の報せと言いますが
その言葉が私にとって、何処か頼りないので、こうして。
この度の手紙は、あなたに届くまでの
距離を、時間を 浴びて じんわり と。
機械に仕掛けられた罠の中で
機会を忘れて声すら出せない
I wanna talk to you.
想いは、そこまで。
「お元気ですか?変わりはないですか?」
昨日見た テレビの話はメールに任せて
たまにはこうして 近頃のそれぞれを
ペンをとって 記してみて、さ。
今度の手紙が、私に届くまで
距離と、時間を 想い、思い 続ける 。
「こちらは晴れの日が続いています。
そちらは雨など降っていませんか――…?」