2011.02.09.O.A.
『クローズアップ現代 漫画“ワンピース” メガヒットの秘密』を見ました。
尾田先生が仁義とか任侠とか好きなのはどこかの対談にもあったような…。(画集だったっけな)
社会学者の人や、ジブリの鈴木さんが人との信頼関係について同じようなこと言ってましたけど、
それは対人関係としての憧れというか。だけど自分からはそうはならないよね。
“友達”って、『自分の身をとしてでも助けたい、支えたい』 っていうのがそうだけど、多くの人は『助けてくれるのが友達』という受身サイドの考えだからね。
で、その現代社会にない共感や憧れを作品に持ってるのだとしたら、所詮それまでよ。
感動は出来るけどそれだけだ。
それにこの現代社会の暗部なんて…ね。
勿論、社会に対するメッセージ的なものなんてさりげなく作中には随所に散りばめられてるし、尾田先生も多分そのメッセージは本気で放ってるハズだ。単行本のSBSで世界平和を考えてるとか脳内メーカーのネタを振られて応えてらしたと思いますから。
けど、その世界と私たちが暮らす社会は別なのよ。
強いて、そのメッセージで現代に反映させられそうだとしたら、純粋さや、義理や人情じゃないでしょうか。
現代は純粋さを汚したがる大人が多いからねぇ。
(ま、“純粋さ”は“単純”とも取られてバカにしたりバカにされたりしますから。実際。逆に、敬意を表した上でなら良いのだけどね。)
(信頼関係についてでも、ウソップの麦わら一味離脱騒動の時のゾロの話とか。ルフィと決闘して別れた時もだし、謝って戻る前の麦わら一味で集まってした話とか。
「いいかお前らこんなバカでも 肩書きは“船長”だ」〜「こんな事を気まぐれでやるような男をおれ達が この先信頼できるハズもねェ…!!」とかとか。)
なんかロビンのエピソードを含めてウォーターセブン編を読み返してしまった…。ここだけでも色々詰まってるわね。
“メガヒットの秘密”が別に取り上げられたワケでは無いような感じで、なんか批判的になりそうなこのエントリでしたが、今ONE PIECE読み返してたらどうでもよくなってきたから、もう いいや。((笑) 投げた)