2010.04.07.O.A.(再放送)
『追跡!A to Z 無縁社会の衝撃』を見ました。
本放送は見逃して、再放送は冒頭の15分くらい見逃しましたけど…。
…録画すれば良かった。
以下、見ながら書いたメモ。
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30代男性。
上京して働きに出たけど、誰とも会うことも無いし、と、部屋がどんどん雑然と。
仕事から帰るといつもパソコンに向き合うばかり。
◎無縁社会ビジネス。
話し相手のサービス。有料で電話で話を聞くサービス。
月に20万近く使う利用者もいるという。
利用者:「家族、友人に言うと心配される。」
共同墓地。
家族が、子どもがいても共同墓地を選択する人がいるという。
保証人ビジネス。
山田さん(仮)50歳。上京して働くもネットカフェ生活。仕事も日雇いが多かったり。
アパートを借りるにしても、保証人がいない。両親が他界した後は兄弟とも疎遠に。 そこでアパート管理の方から“保証人サービス”を進められる。3万円で。
新宿の高層ビルの中の保証人サービス会社。10万件の依頼が。年商30億円。
しかし、
毎月5人ほどが孤独死。
遺品整理などを家族が拒否。家族関係の希薄化。
契約してた70の男性が亡くなった。遺品は家族に代わって会社が…――。
“放棄書”という書面をこの会社では家族にサインして貰った上で、遺品を会社が処分するそうで。70の男性には離れて暮らす息子が居るが、放棄書を送るとサインされて返信されてきただけ。
家族がいてもアテにならない。
評論家・内橋克人さんに聞く。
『若い世代に広がる無縁社会』
日本社会の未来の姿。
自立を求めて出て来たハズなのに孤立、孤独になってしまった。
不安定労働を放浪する 社会構造の問題。
努力しても努力しても成功できない。自己責任論を押しつけられてる。
輝いてる未来は無いと諦めてる。
当初はこの状況を自嘲して捉えていたけど……。
『無縁社会ビジネスについて。』
人間関係の希薄化だけではなくて、若者たちがビジネスの対象になっている。
“無縁ビジネス”いいとか悪いではない けど、成立する余地ができてしまった。
家族力の衰退。
・この問題をどう捉えるべきか。
鎌田アナ:濃密な社会が解決策?
内橋さん:深く考えると“No.”
血縁社会、地縁社会を引きずると重い。
血縁・地縁社会の崩壊。
イチから現実を見直すこと。現場の声を聞くこと。
30代、40代からの反響が大きかった。皮肉な安心感があった。
まとめ。鎌田アナ。
かつては自由を求めて働きに出たハズです。
新しい社会の在り方の道筋を開くべき。
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メモなので、ちょっと言葉がおかしいトコがあるかもしれませんが、そこはご了承。
2、3日前にはNHKスペシャルで放送された無縁社会を再構成されたものもO.A.されてたり。
その“NHKスペシャル”で放送されたものよりも突っ込んだ内容でしたね。
血縁、地縁は、踏み込みすぎるとプライバシーの過干渉だし、結束し過ぎて よその人に排他的になったりも考えられたり。
保証人ビジネスの時の山田さんが言われてた、
“お金で解決できるなら。”
…っていうコトに結局全てが集約されてますよね。
だからって否定できないし。
私も本当にどうにもならなかったら、お金があれば そういうサービスを使う可能性があると思うし……。
これ、解決策とかさ、規則や法律でなんとかなる問題じゃないと思うのよね。
“コミュニケーションをちゃんと取りましょう。”
みたいなコト言って、それが遵守できるのかと。
会社でもさ、“社員同士コミュニケーションを大切に!”って言うのに、メールや書面だけで用件を済ませるとかね。
便利でラクな方するんですよ これが。
だからお金で、サービスで解決。…しかしこれ、これからこういうコミュニケーション自体をサービスする会社が増えていくと仮定してさ、で、そんな会社が会社内でメールで用件の伝達してたら…どうにもならんよねぇ。
そして心は枯渇したまま孤独は埋まらない…?
…いやぁ……。こういうNHKの特集はまたやって頂きたいですね。
しかし『皮肉な安心感』か。
「私も孤独だけど、他の人も孤独。なら いいや」
ってさ。確かに安心の感情はあるけどさぁ……。
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