藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“【Perfume】 : 『Spending all my time』を聞いた。”

Perfume、NEWシングル、『Spending all my time』を聞きました。

2012 08 29 Spending all my time


正直、一聴したときには、capsuleかと思いました。
capsuleでやればいいのに。と。

けど、MVが至高。

基本、英語詞のループでクールに歌詞が繰り返されているんですが、その淡々とした様がMVで健在で。
その どこか淡々とした様子がとてもおかしくて。(可笑しいというか、オカシイというか、イビツな感じが。)
クールな楽曲にどこかイビツなMV、ダンスが合わさって非常にPOPなトータルコーディネイトが仕上がってるんじゃないでしょうか。

楽曲自体がヨーロッパあたりで流行ってるという派手なものらしく。クラブ(語尾上がるw)でイケイケのねーちゃんがダンスしてるような…と、形容されてましたけど、私ゃ疎いのでそんなイメージは浮かばなかったんですよねぇ。……曲と同時期にMV見たからかもしれませんけど。
曲に対して、張り上げるようなボーカルが乗っていたらまたクラブみたいな雰囲気になってたでしょうけどね。
声のトーンが抑え目だし。振り付けも体全体を動かすようなものではない、手とか腕とか脚だけとか。
MVで人形がボーン!とか、突如そういう現象が起こるような映像だけど、曲・歌も、抑制をかけてるようなものですよね。

MVが“超能力養成学校”という設定らしいですけど。で、そこから出して! っていうことらしいけど。
圧迫と解放があるのかもね。

タイトル訳が、『私の全ての時間をあなたのために費やします』だそうで、歌詞中に含まれた日本語などから、色んな関係性を表してる、というコトですけど。
個人的には家族間の関係が浮かびましたね。

重くない愛情の関係。みたいな。
放ったらかし、っていうことと、けど、別に大丈夫でしょ? みたいな、無言の信頼みたいな。

『あなたのために費やします』って、ともすれば重いですから。単純にその言葉を訳して受け止めるとダイレクトに圧(の)し掛かる感じで、ストーカー的でもあり、依存気質でもあるような。

けど、この楽曲をトータルで受け止めると、そこまで重くないんですよね。不安が無い感じ。
そういった意味でこの表題曲はとても面白いなー、と。


2曲目は“ポイント”。
CMで聞いてたのと、なんか印象が違いました。いい意味で。
メロからサビに入る流れが自然…っていうのかなぁ。全体的に優しい雰囲気を纏った楽曲ですね。
(や、別に歌詞冒頭に「やさしい〜」って入ってるというのは関係ないんですけど。(苦笑))

これ、歌詞、ある意味これもそのPerfumeとファンとの関係に関わるものじゃないのかな。
「ずっと変わらないのは 流れるより難しくて ポイントここに帰ろう どこまでもいける」
…っていう部分の歌詞とかね。

帰る場所があるから。揺らがないものがあるから。築いてきた大切な思い出があるから。…と、ナタリーの記事での のっちの発言が全てだと思いますけどね。


3曲目は“Hurly Burly”。
Perfumeらしい曲。“チョコレイト・ディスコ”的な立ち位置になるのかな。



や、しかし表題曲ありきですよ。
これは映像含めてカッコいいですよ。

[外部リンク] : 『Perfume「Spending all my time」インタビュー』(ナタリー)

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