藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“初対面以降に会うこと と、外で知り合いに会うこと。”

“初対面以降に会うこと と、外で知り合いに会うこと。”
……ってのが困りますよねぇ。

勿論、人による んですけど。
“困る” っていうかなんていうか。苦手 っていうか。

初対面で会うとき って、私にしてみたら楽なんですよ。
接客モードになれるから。
必要なことだけやって、不快を与えないようにさえすればいいやんね。
ボロを出さずにその場限りを繕うくらい簡単なんですよ。

逆に、ボロを出してしまったとしても、もう二度と会わないんなら別にいいやん。
関係ない。知らん人やし。


初めて何かの機会で会った人と、また会うこと、また 継続的に会う保障なんて無いですよね。
「また会おうね~」とか、
「今度遊ぼうね~」とか、
「また連絡するから~」とか、社交辞令もいいとこだなー って。

えっと…ねぇ、寂しさを込めた拗ねでもあることは自覚してますよ。

人脈広げるとか、友達増えたらなー とか思って初めての場所に色々行ってみたこともあるけど、別に続かなかったなー っていうこれまでの経験からですけどね。
ま、友達を増やそうと思って増えるものでも無いんですが。


どうせ、今後会うことは無いでしょう。


その場その場で必要な振る舞いだけしておけばじゅうぶんなこと。
適切な仕事、適切な感情を出しておけば問題なく過ぎていくなー って。


で、
もし、人間関係がたまたま続いてしまったときが面倒ですよね。
初対面で不快にさせないようにうまいことしてたり、
いやいや私にも黒いところありますよ って柔和に紹介していたとしても、
実際に感情がぐちゃぐちゃした状態の自分と他人を今後見せ続けていくときがあるとしたら。
なんて言うんですかね、「私なんてほんとマジクソな性格ですよー☆」って予め伝えておいたとしても、実際に相手にとってマジクソな態度だと感じたとき、それでも関係を続けていけるんですかね。

ましてや人によっての逆鱗が違うワケですよ。人によって「こいつほんとクソだな。マジでありえんし」って感じる部分が異なるワケですからねぇ。

その場限りの人間関係って超ラクですよねぇ。
繕っておく ってワケでは無いのですよ。
その場限りだから多面体の他人に触れずに済む。それがラクだなぁ と。
きっと本音とか本心とかも出てるし、それに嘘は無いし隠してもいない。
ただの側面。



だから別の側面、別のモードになってるときは会いたくない とか、
会うときにそれ用の自分を用意する ってのがあるよね。
そ の 人 用 に 対 し て の 嘘 の 無 い 自 分 を 。


だから “外” で知り合いに偶然会うとか、見かけるとかしたら困りますよね。
ま、相手によりますけど。
多面的な部分を多少でも見せてる相手ならまだ大丈夫とか。
分かりやすいとこだと、職場の同僚にプライベートで会いたくない とかね。
当然、人によりけりですけど。職場で趣味の話が合う人なら会っても大丈夫だけど~ とかね。



初対面でソツなく、それぞれが好感触を抱いて、会って、
「また会おうね」
「また会えたらいいね」
なんて話して、
それぞれの好きなこと、嫌いなことを話してみて、深く知っていきたいな ってなりながら、
あれ、こいつ、なんか違うな って感じたり。
打ち解け始めたがゆえに大きな態度を出してしまったり、
知らずに不快な、深い傷跡に触れたりしてしまう。
ま、単純に、忙しいだの、めんどいだのもあるけど。

分かり合うつもりが、分からなくなって疎遠になる。


どうせ会わないよ。社交辞令の約束なんて気軽なものだよ。







自分を大事に、相手を大事に言葉を交わせてるかな。
ほんとに長く関わりたいのかな。

最初っから、長く関わりたい人や場所なんて見込めるはずも無いんだからさ。
そのときそのときを大事にしていくしかないんだけどさ。
大事にしたいなら だけどさ。
それでもし、続いていってしまったなら、長くなってしまった関係こそ、その人に他の側面を見せるのは難儀だなぁ って思うのよねぇ。



初対面ってラクだから。
特定の側面だけ見せておく人間関係ってラクだから。
別に嘘は無い。隠しても無い。


その先は、ただ、知らない というだけなのだから。