『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を見ました。
結構前にNHK BSプレミアムでやってたのを録画したものをようやく見ました。
…3時間近くもあって長かったけどね……。
洋画はあまり見ないんですけど、これだけは見てみたかったので。
“ブラピがただひたすら若返りしていく”っていうだけの知識しかなかったんですけど(苦笑)、アンチ・アンチエイジング的な考えになるのかな? っていう興味もあって気になって。
以下、感想。
7歳のデイジーとか11歳のデイジーとか可愛かったなー☆ ってコトは置いておいて。(←
結果からいうと、老いていくのも若くなっていくのも同じだな ってコトでした。
『朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足。』っていうなぞなぞとか、赤ちゃんの頃も年老いてもオムツにお世話になるとか、それと同じような感じでさ。
ただベンジャミンが育っていく環境はとても恵まれたものだったな っていうのはあった。最初に老人の外見の状態で老人施設でたくさんの人を見届けたこと。慈愛に満ちた(育ての)母親がいたこと(母に実子が出来たことでギスギスすることもなかったし)。
デイジーが骨折するくだりの『もし…だったら』というトコが全てで、全ての出来事が・日常が『IF』の連続で、それによる豊かな出来事や出遭いもあるし、それによる不幸もある。それは何にだってあるし、たらればは言い出したらキリがない。
エンドロール直前の最後のシーンで、ベンジャミンが出合った様々なひとたちが正面に出迎えるショットはとても良い。
そのときどきで、そのときの年齢で、自身を受け容れてくれた沢山の人がいたこと。一生のうちの長い期間をほぼ全て共有した人。これは体感した年齢が逆になってたとしても変わらないものだな って。
若くなっていく っていう嫉妬の当然もあったけど、最終的に年老いたデイジーと、見た目は子どもになったベンジャミンがお互いを想い合うなかに年齢なんてなかった。
幼さゆえの未熟も老化による喪失も同じ。無いから得て。得て失う。
派手ではないし、若返るということが何かメリットを生むというものでもないけど、心に沁みる作品でした。
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…このままの感想にしておけばただのいいエントリで終わるけど、少し書こう(←ぇ
戦争のシーンで船でドンパチしてるのが少しあったけど、「海上バトルものも良いなー☆」って少し思っただよw
あとこのエントリ冒頭で「ブラピがー」って書いたけど、最後まで私ブラピとディカプリオ勘違いしてましたーww すんませんッした!(ジャンピング土下座☆)
(洋画ほんと疎いわ…(苦笑))