夜麻みゆき、『レヴァリアース 完全版 1巻』を読みました。
おかえりなさい。オッツ・キィム。
私事ですが、私のマンガに対する熱とか質量の根源です。私の原点です☆
夜麻作品に対しては、もぉ 私の“基盤”とも言えるような☆
復刊すればいいのに、とはずっと思ってて。
復刊ドットコムさんでも、投票数としては結構早い段階から規定数は超えてたと思ってたんですけど、
夜麻先生がしばらく休筆されてたりなど事情があったのかもしれませんが。
いやはや しかしながら こうして復刊して頂けて、ファンとして嬉しい限りですよ☆ホントに。
表紙は1998年春に刊行された愛蔵版と同じもの。但し、愛蔵版はハードカバー仕様。
(裏表紙は違いますが、素材は過去のものからでした。)
今回はソフトカバーのもので、個人的にはこちらのほうが表紙曲げながら読めるので読みやすいです。
(※画像 上が最初に刊行されたA5判の1、2巻。下が愛蔵版1巻。)
また、完全版ではカラーページが巻頭に9ページ収録。愛蔵版ではカラーピンナップが1ページのみでしたが、完全版では第1話の冒頭を含むものがカラーで収録。
(せっかくなら途中にあったカラーを飾った回もカラー収録してほしかったなー、っていう欲もありますけどね。カラーページの紙の素材がピンナップ部分と、第1話部分と違う紙使ってるので。)
最初に刊行されたものはA5判全3巻ですが、愛蔵版と完全版はB6判(愛蔵版はやや判型大きいですが)2巻構成。
収録話数はどっちも同じものでした。
完全版には描き下ろし新作ストーリーとあとがきが収録。
…というコトでー…!
いやぁー やっぱ良いですね!
王道ファンタジーっていうのは!
私、レヴァリの前に、『幻想大陸』から入ったので、ドラクエ4コマ時代から、『幻想』と、等身の低い夜麻キャラばかりを読んでたので、レヴァリでの等身の高いキャラというのは当時とても新鮮だったのを覚えてますよ。
内容も シオンさまの「デマゴーグ云々〜…」のところとか覚えてたりw(似たようなギャグシーンが後に『刻の大地』番外編で、カイ先生に抗議するシオン生徒というのがあったなー)。
魔法の攻撃もね、
ラーグ・イス! とかね。
あったなー。良いよねー☆
神話と神様についての話とかは、ここでのシオンさまのセリフに結構影響受けてますね。私。
このあと、僧侶ばかりの中で、魔法使いであるシオンが魔物と戦ったあとに、ウリックが言う魔力についての話とかも、さらっとこういうコト言うウリックがいいですね。
(このへん読んでて思ったけど、『刻の大地』の“魔法使いの塔”編で、魔法を使うこととか、神に対してとかで価値観の衝突してるシーンがあったけど
(10巻後半から未収録部分に相当すると思うけど…
「たしかに僧侶は必要以上に規律を求めるところがあるが…」(『刻の大地 10巻』P.170)(←カイの(おそらく)モノローグ。)ってとこなど。)
この場にシオンがいたら冷静に対処してたのかなー、とか、イリアがウリック状態で柔軟だったらこの場をうまく収めてたのかなーとか思ったり。)
巻末は描き下ろしストーリー。
なんていうか、最近の夜麻作品傾向なのかもしれませんが、感情表現がストレートになってきてるのかな、と思います。WARDに掲載された『Kanon Texte』もそんな印象でしたけど。
いっそのこと『トリフィル ファンタジア』みたいに“閉じ込めて”みたほうが面白いのかも。
けど、今の夜麻先生によるウリックとシオンが拝めることはファンとして嬉しいです☆
Ust配信で見たものをこうして改めて見ることが出来てね。
あ、夏コミの夜麻先生の同人は、先日委託で通販で買いましたよ。
さぁ、次は10月発売の2巻ですよ。