藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“今年の漢字。 2011。”

今年の漢字」はやっぱり「絆」

2011年の世相を表す「今年の漢字」に「絆」が選ばれ、清水寺京都市東山区)で12日、森清範(せいはん)貫主が特大の和紙に揮毫(きごう)した。

 今年は過去最多だった昨年より21万票以上多い49万6997票が集まり、「絆」が6万1453票を得た。東日本大震災や台風12号など相次いだ災害で再認識された家族や仲間、地域とのつながりの大切さや、サッカー女子ワールドカップ(W杯)で優勝した「なでしこジャパン」のチームワークの良さなどを理由に挙げた人が多かった。

 2位以下も「災」「震」「波」など災害の影響を反映した字が多かった。揮毫された「絆」は13〜31日、同寺本堂で公開される。

 「今年の漢字」は財団法人「日本漢字能力検定協会」(同市)が1995年から公募している。

(2011年12月12日16時39分 読売新聞)

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ニュースの見出しにもあるけど、『やっぱり』っていう。ね。

「絆」ねぇ…。
2位以下が震災関連のネガティブな漢字が多いから、言葉だけでも前向きに ってコトかもしれませんが、かといって…なんだろうね。

オリンパス損失隠しのような幹部間の“絆”でしょう?
とか、
原発事故による東電幹部の“絆”でしょう?
とか皮肉ってしまうっていうか。 “絆”っていうかそれ『癒着』じゃないか っていうような。

“絆”と申されましても、その“絆”はあまりにも狭い範囲の“絆”で、さらに閉鎖的になるんじゃないか? って思ったりもしますけどね。

自分は自分で守らなければ。
自分の家族は守らなければ。
けど それ以外は勝手に●ねば。
っていうような。

ほんとうに他者を、誰かを思いやること って、どういうコトを言うんでしょうね。
それは問い直さなければいけないと思いますけどね。
大体、「あなたの為だから」ってわざわざ言って行うものなんていうのは、全然その人のためでは無かったりするし。

ただ、自分の周りで自分を支えてくれる人は、なにより大切に 毎日気にかけていきたいな っていうのは強く思いますよ。それは安易に“絆”なんていう言葉で片付けるものではなく。
善意をほんとうに分け与えるなら、一回やって終わり ってワケじゃないからね。

普段の行いから、優しさなり、親切なりを配っていけたら良いんじゃないの?
…とは思いました。




ちなみに私が思う『今年の漢字』ですが、社会的に考えるなら、“禍”です。
言わずもがな。

地震ありすぎだし。
水害が多いのもね。
東日本大震災も、津波が一番の原因だったし、台風で近畿地方が大きな被害となったり。
タイの洪水もあれはなんであんな長続きしてしまってるのやら。。。

経済的にもヨーロッパのコトとか。
日本経済が暗礁に乗り上げっぱなしなのは変わらないけどね。

そういえば大相撲の本場所が一つ無くなったのも異例のことなんだよね。

(ネガティブなニュースって今年 挙げだしたらキリがないような…。。。)



で、個人的な今年の漢字は、“普”です。『普通』の“普”。
そんな 社会が混沌としてる中、私は普通に過ごせている ということへの有難み も、ありますが、逆に、国難とも呼べる事態で、どんどん黒いものが浮き彫りになるにも関わらず、何も変わらない っていう『諦観』もあるんですけどね。
あとは、私自身がね、もうちょっと何か良い意味での変化を生み出すことが出来たらとも思ってて、行動したりもしたんですけど、『暖簾に腕押し』というか…。。。
特に 好転するような出来事も無く。。。

何が普通かと問われると答え難いんですが、普段の暮らしが変わりなく 過ぎていきました。…ということですかね。
や、好転のために動いたことが肩透かしだったから、こんなガッカリ感のある文になってますが(笑)、ホントはもっと、この普通の暮らしを私はもっと大切に。これは喜ばしいことでね。
“絆”のくだりで書いたコトバじゃないですが、私や私の周りの方々が、平穏に健康に過ごせてるなら、それはとてもありがたいコトなんですよ。えぇ。