『空手小公子 小日向海流 46巻』を読みました。
伊吹 vs ジャンスカは割とあっさり決着で(伊吹が感情をうまく表出してたので)、今巻はそれ以外のトピックが。
以前から仄めかされていた、“神威”の勢力の拡大がここへ来て表に。
テムルがそちらへ流れていくのがちょっと残念というか。明らかに黒い団体へ そんな黒くは無いだろうというテムルが行くのは内面的に潰されるんじゃないかと。
そして南さんの引退宣言。
あの黒船戦の勝ち方が良かっただけに、且つ たしかに南さんらしい勝ち方だっただけに決勝とか楽しみだったんだけど残念。
あぁいう、恥も外聞もなく、自分自身を全部ぶつけて勝つというスタイルは読者的にも応援したくなるんですけどね。それが物理的に限界というのが ねぇ。まさに命と引き換えで。
そういうのって武士道的に『死んでも勝つ』みたいな美徳として言うのは容易いんですけどね。
戦死って・死ぬってカッコいいですから。
南さんを最前線から引かせて、守るもののためにやめる っていうのは作品としても良い描写ですよね。
尾嶋さんの件もね。
一方で片目を失ったという鳴海が今度の小日向の対戦相手として。
隻眼というコトでのスタイルがどういうものになるかは次巻でですかね。
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