『眠れぬ夜の奇妙な話コミックス 星が原あおまんじゅうの森2 (ソノラマコミックス) (2巻)』を読みました。
たしか前巻刊行時は岩岡ヒサエ先生の単行本が3種同発したときで。
その時の読後感が一番良かった感覚は覚えていたのです。
(『土星マンション』より良かったかも。)
ですが、1巻刊行からかれこれ1年半ほど。
…内容すっかり忘れてしまってました………。
1巻から読み返しておりました。
さて2巻。
野分の襲撃に遭い、伏せっていた蒼一。相変わらず森には様々な訪問者が来るのですが――…。
1巻よりもホラー色が強かった気がします。
特にカメの“教授”が憤怒の念に囚われてしまったことが。
1巻では“敵”と称するものが野分くらいしかいない印象だったけど、“森”全体が、森の中の個々の植物・生物が意思を持っていて自我を抱えて存在してるんですね。
森の他の植物のために剪定(かな?)しようとしてたときの反応とかね。1巻でのケヤキが、生きるために周りの植物を枯らしてしまうことがある、っていうエピソードもあったけど、周りのいきもののコトは考えたくないものなのかしら。まぁ枝葉が人間の手足と考えるならそれは苦痛だろうけど。
その責任や恨みを一身に背負う蒼一の覚悟もすごいね。
苔くんにじょうろでわざわざ水をやりに行ったりとかね。
全体を考えるって難しいね。
洋平くんと小石くんはかわいいし、活躍もするし。なんか一番安心して見れる子ども。
ボタンくんもかわいい。森に残れば良かったに。
科子さんがさりげなく助けている中、スタンプカードの意味、光によって現れたかつてのお屋敷など。一筋縄ではいかなそうです。
過去話だった11話では、鈴さんのはじまりが。
っていうかソファーさん初登場! …なんてセクシーな……。(笑)
もっと姿を現さないんだろうか。(笑)
眠れぬ夜の奇妙な話コミックス 星が原あおまんじゅうの森2 (ソノラマコミックス) 著者:岩岡ヒサエ |