藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『とめはねっ! 鈴里高校書道部 8巻』読了。”

とめはねっ! 鈴里高校書道部 8 (ヤングサンデーコミックス) (8巻)』を読みました。

前巻からの続きで鈴里と鵠沼による“かなの書”の対決の続きから、春になり新入生を迎えるまで…。という巻。


縁と望月さんが入学してからもう1年という時間が作中で経過していたんですねぇ…。
今巻ではその2人がそれぞれの成長を見てとれますね。

“かなの書”対決ではブラック(鵠沼のほうの)日野ちゃんより上の順位にいた縁であったり、
新入生が入って見本を示した際には思ったより上手く書けていたコトに気付かされた望月さんだったり。

で、その2人の成長をそれぞれ喜ぶ日野ちゃんの表情もそれぞれ描かれてあったり、見てて ほっこりする っていうかね。

努力する→成長する っていう描写とか、その行為自体に派手さは無いんだけど、今までのエピソードそれぞれ、色んな体験をしてきた中で…ハンデや知らないコトもあったろうけど、それを経て成長してきてるんだなぁ、っていうのは地味なんだろうけど、刺激も少ないんだろうけど とても楽しい。

…なんかこれで終わりみたいな感想にもなっちゃってるけど(笑)、 “かなの書”対決では全国1位の大槻さんの堂々とした1位っぷりに魅せられたり、また、メインの2人の縁と望月さんには新入生なのにそこそこ上手い羽生さんと、前衛書経験者の島さんも出てきたり、望月さんの文通相手の一条くんとも直接会ったり、 なんだか色々脅かされたり、妙な対抗心を燃やしたり、(2人とも対抗心とか感じてるんだろうけど、その感情を思いっきりオモテに出す望月さんと、あれこれと考えて“思い切りのない”縁という この2人の差とかもね(笑)) まだまだ面白くなっていきそう。

恋愛パートでは“思い切りのない”縁が望月さんが居るであろうところにまでは足を伸ばすという積極性も(?)あったりで、書の成長と、望月さんへの想いの向け方も成長していく ってコトなのかしら。

Book とめはねっ! 鈴里高校書道部 8 (ヤングサンデーコミックス)

著者:河合 克敏
販売元:小学館
発売日:2011/05/30
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