『うそつきパラドクス 5 (ジェッツコミックス) (5巻)』読了。
『名古屋』こと、大桑目線での話が殆どのこの巻。
今までの巻で、栖祐さんが東京から電話していた時の 大桑サイドの画面から 時系列になぞって 追いつく展開。
ある意味、反対側の視点がわかったコトで読者的には整理の付いた展開で。
栖祐さんが、『浮気してるのが分かってる』のは、分かってた というよりか、察していて。
八日堂のコトは たぶんホントに“好き”なのかもしれないんだ。(“かもしれない”…。)
今巻、タイトル的に32話の“触れもしないくせに、「恋人」という役割だけで、相手をしばりつけて。” …というタイトルが。全て詰まってるような感じですね。
大桑は付き合う当初から猪狩さんとの関係があった。けど 『恋人』ではない。
栖祐さんは 大桑と『付き合っている』。 だから八日堂とは深く触れてはいけない。
お互いが隠れてしてることを隠したまま、だから『恋人』同士である大桑と栖祐さんが会う時には、いっしょうけんめい『恋人』をする。
大桑が職場の先輩から「結婚しろ」と言われたのも、そういう契約を結んでしまえば今の不安な関係を解消できるという楽な解決策に安心したから 突飛な行動に出たんでしょうねぇ。(大桑の家族には勘付かれてますが。)
結果的に2人とも浮気してたというコトで破綻する(5巻の展開までだとまだ首の皮1枚…なのかもしれませんが……)ワケですが、
これは一体 誰が悪かったんでしょうか。誰か悪かったんでしょうか。私が・俺が悪かったからいけなかったんでしょうか。
お互いが自省して怒るコトなく解決できるなんて表面的な円満にも程がある というか。
最後、怒った顔見てドキドキしたりする大桑とか、新幹線乗って勝手に付いていくとか。粘りますね。(笑)
予告ページが…!? ついに衝突ですね…!
♪あなたが気付かせた恋があなたなしで育っていく〜。
ポルノグラフィティ、ジョバイロ。…この巻の内容読んで、思い出した曲。
うそつきパラドクス 5 (ジェッツコミックス) 著者:きづき あきら,サトウ ナンキ |