『3月のライオン 5 (ジェッツコミックス) (5巻)』を読みました。
新しい和菓子を考案したりして ほっこりする川本家。 零は林田先生の計らいで野口くんと科学部と将棋部と一緒(将科部)になったり する。も、
『人間は混沌そのものだ』 P.99
一体 誰を憎んでおいたほうがいいのか。
後藤さんも、香子も、 垣間見 案じる その表情が 先ほどまで向けていた、感じていた矛先が、自分の知らないところで誠実に想いを向けているものが在るんだ と気付いてしまっては、その感情の行き場もない。
ひなたのクラスに起こってしまった出来事が まさに幼さ故の状況。(クラスの先生の幼さも。)
攻撃対象が1人いるクラスはまとまりがあって先生もそれはそれは安心でしょう。
そこに無関心を加えて典型的なイジメのあるクラスの出来上がり。
ひなたはそれを許さなかった。
『後悔なんてしないっっ しちゃダメだっ……―――』
これまでずっと陰のあった零を 明るく照らしてたひなたが 泣いて帰ってきたシーンの51話のラストページは読んでてすごく悲しかった。
だけどひなたが自身のしたコトに決心を以ってしたことに、重ねて救われた身を思う零が差し出した手の優しいこと。
(以前にも夜に飛び出して走っていったひなたを零が追っかけて 若いにーちゃんが通るとこにスッとひなたの横に手をおいたこともありましたけどね。)
いつも自分のことばかりで頭がいっぱいになって、あぁ周りの人は色んなコトに気を利かせてるのに自分ときたら……、なんて思ったこともある零だけど、ちょっとずつ 関わることに臆することなくなっててね。いい人に巡ってますよね。
次巻ではひなたの笑顔が映えると良いよね。
3月のライオン 5 (ジェッツコミックス) 著者:羽海野 チカ |