藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“『リヴィングストン 1巻』読了。”

リヴィングストン(1) (モーニングKC) (1巻)』を読みました。

桜井と天野の2人が、魂を傷付けず、綺麗な状態で“次”へ繋ぐために 魂を“魂石(コンセキ)”として回収していく。
という話。

片岡人生先生の作品はずっと気になってたというかー…、元々エウレカセブンが好きで、そのコミカライズから気になってはいたんですが、片岡人生先生の単行本を買うのは初めて。
この方がモーニングで新連載って時のモーニングの表紙にも衝撃でしたが、1巻の表紙がそれと同じで 本屋で思わず手に取りましたよ。

内容は死生観を新たな視点で描いていて大変面白いです。

善悪の基準に則らず、あくまでも魂の純粋さ(とはいえ1話の男性みたいに魂石がいびつ というのもあるようですが)を大事にしているので、そこに関わる人間自身の本心を揺さぶる作品ではないでしょうか。(2話は桜井自身もですが)

また3話からの連作で、“最終的に、殺した人(20代後半の美人めの女性)の魂を殺された人(キモいオッサン)に移す”という、これは手法として衝撃的。
本編中、コメディチックに展開してますが、結構エグいですよ。

まだまだ明かされてない、桜井の以前の相方、“鈴木”についてなど、今後の展開が楽しみな作品です。

リヴィングストン(1) (モーニングKC) Book リヴィングストン(1) (モーニングKC)

著者:片岡 人生
販売元:講談社
発売日:2010/11/22
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