古屋兎丸 著 によるコミカライズの続刊。
『人間失格 2 (BUNCH COMICS)』を読みました。
アゲハとの心中に失敗してからの話。
内容は相変わらず、道化となって愛想を振りまいて、女のトコに行く。
個人が“世間”を名乗ってるコトとか、今読んでると見事にハマってるけど、これ本当に今の時代に原作が適しているというか。
何年経っても人間の性質は変わらないというか。
パソコン持ってヒラメのとこから逃げ出すのに、PDFファイルとか言うのは巧いなと。(笑)
淡々と沈む中で、この巻のラストでは、明らかに次の巻でもっと沈むだろうという明るい引きで終わってるのがコワいですね。
ここからのさらなる転落を、どう古屋兎丸先生が描くのか 楽しみでもありますが。
人間失格 2 (BUNCH COMICS) 著者:古屋 兎丸,太宰 治 |