藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“嫉妬。”

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(画像は BANANA FISH 23話 より。)

 

まさにそれが生きる糧でしたね。

というか現在形ですかね。虚無感はすごく感じてるし、憎悪がエネルギーだったりするんですよ。

「なんでアイツばっかり…! 私はこんなにうまくいってないのに…」

みたいな。

憎むのは… 怒りの感情を燻らせているのは 根っこに嫉妬があるからだと思うんだけど。

 

 

金曜に…12/14放送のテレ朝の『しくじり先生』の南海キャンディーズの部分を見たんですよ。

www.tv-asahi.co.jp

 

まぁ~~… 山里さんが… 山ちゃんが嫉妬が強い ってのが紹介されてて。

同期の芸人に人気のあるコンビがめっさいて、俺はそいつらより売れてない。キャーキャー言われてない ってことに嫉妬して。

で、売れてるそいつがイケメンだと尚 嫉妬して、ってことで自分が上にいくために陰湿なことをやってた ってコトが紹介されてて。

 

しずちゃんと組む前に組んでた相方をメンタル崩壊させたとか、しずちゃんと組んでからも怪獣扱いしたり、結成1年ちょいで南海キャンディーズM-1に準優勝したあと、しずちゃんばかりがチヤホヤされたり、フラガールに抜擢されたり、ボクシングで注目を浴びることで、山ちゃんはずっと嫉妬して。しずちゃんへ嫌がらせを繰り返していたと。

南海キャンディーズ先生の授業を聞いていた、特に女性生徒たちはドン引きしてた。)

 

まぁそりゃドン引きするわな っていうような行為を山ちゃんはしてきてて。

ただ、そういう行為に移してしまう、嫉妬感情みたいなものは共感して見てたんよ 私。

私は『嫌われるのがこわい』ってのを持ってるから、山ちゃんみたいな嫌がらせは表に出してするようなコトは無かったけど、人と比べて上手くいってないことを感じてた私は、「なんでや…」って憎悪を渦巻かせていたから。

ずっとドロドロが渦巻いているの。

 

 

結果的に山ちゃんは『スッキリ』の天の声で、喋りでの実力が認められた実感を得て、嫉妬心は和らいでいったみたいで。

(つか、私としては山ちゃんのトークスキルとか喋る言葉のチョイスとかセンスはズバ抜けて上手いと以前から思ってるけど。)

 

なんだかんだあって(割愛)、山ちゃんもしずちゃんもお互いが向き合えていけるようになって、結成15年で初めてコンビ単独ライブをやれるくらいになった って話なんだけど。

…私、見てて感動して。感動すると思ってなかったんだけど。

 

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(『しくじり先生』より。南海キャンディーズ先生の授業の最後に出た画像。)

しずちゃんがすっごいかわいい笑顔してんの。)

 

 

私、感動したのが、雑談した。ってトコで。

山ちゃんがしずちゃんに対して「犬ってかわいいよね」って何気なく話して。

しずちゃんはそれをマネージャーさんに報告するくらい嬉しかった って言ってて。

これまで雑談がなかった と。

 

 

で、私も雑談は苦手で。

目的のあることは話せるんだけど、何気ない話とかうまく話せないの。

うまく話す必要は無いのだろうけど。

 

そういう下らないような話でも出来るようになった っての、すごいな ってその関係の変化に感動して。

 

 

 

 

 

 

 

天才はあきらめた (朝日文庫)

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で、

番組中で、『嫉妬するときは自分が頑張れてないとき…努力してないときに襲ってくる』みたいな山ちゃんの言葉があったけど、これは疑問なんですよ。

 

多分、自分のやりたいこと、やれることに打ち込んでいられてるかどうか だと思うんだけど…。

 

 

(2000文字を超えてますけど ここからが本題です。)

(長ぇーの読んでいられない人はここまでで構いませんよ。ここから個人的に重いです。)

 

 

 

 

 

 

 

私がこれまでに感じた 嫉妬とか、悔しいとか、羨ましい って感じたことは、

 

メジャーの田中将大投手がすっごい年俸貰ってることに嫉妬したり。

自分より年下なのに会社経営してたり収入があったり。

近い人が表現の仕事をしてたり。ましてそれが上手く評価されてたり。

…ってことに嫉妬してるし。

 

だからもっと技術を付けなきゃ とか。何か飛びぬけて出来ることがないと収益や評価に繋がらないんだ…!

…って思いつつも、

 

その一方で、

大した実力もないクセに評価されてる人に嫉妬と羨望があったり。

そんなに出来ることも少ないクセに上手いこと世渡りしてるヤツとか、バカなくせに幸せそうなヤツに嫉妬したり。

自分が出来てないクセに偉そうな口を叩く人に嫉妬…っていうかイラッときたり。

国税庁委託先がマイナンバー情報を漏洩させてても何もお咎めが無いしそこを追及して報道しない姿勢にイラッとしたり。一般企業が同じことやってたら大々的に報じるんじゃねーの?

mainichi.jp

(あれ? 論点ズレてきたな…)

 

 

 

 

テキトーなことばっかやってるクセに飄々と幸せに生きて、高収入得てるヤツがムカつきますね。

 

 

f:id:mooth1006u3:20181216011054j:plain (画像は 『獣になれない私たち』より。)

 

 

で、

 

私は収入の為の仕事は頑張ってきたのよ。

それなりに技術もあって、それなりに頼られて。

でも 収入は言うほど伸びない。し、口八丁手八丁でテキトーにやってる人の方が、うまいこと給料貰ってやっていってるように見えて。

 

 

で、

 

私は何か表現する仕事やりたいな とか思ってるんだけど、

自己表現していくことで収入に繋がればいいな って思ってるんだけど、

特に技術は伸びない。

好きな “部分” しかやってないからか、技術は伴わない。

書きながら 描きながら、これ本当に私のやりたい好きな事なんか? って自分に疑問を抱きつつ。

そもそも根本的に才能とかセンスが伴ってないのか? とか思ったり。

何か足りないのか 何が足りないのか、努力が足りないのか 努力の方向が違うのか、

『好き』のエネルギーが足りないのか。

 

でも私には言うほど情熱はなかったりもする。

他の、漫画が好きな人 と比べたときに そこまで『好き』は強くなかったりする。

好きな “部分” を色々つまみ食いしてるから。

 

 

私 頑張ってきたのに頑張りが足りなかったのかな。

気持ちの強さ みたいなものが足りなかったのかな。

所詮 頑張ってきた “つもり” に過ぎなかったのかな。

結構『アウェイ』にぶつかってきたつもりだったんだけどな。

温室でぬくぬく育ってきただけだったのかな。

 

何が足りなかったのかな。

 

 

なのに… なんで…

 

なのになんでアイツはテキトーなこと抜かしてばっかりなクセに楽しそうなんだ。

なんでバカなのにそれだけ自信たっぷりで居られてるの?

頭がぶっ壊れてた方がラリってて楽しいだけで生きられるんすか。

人の気持ちに鈍感だったら 誰にも寄り添えないでいれたら自分にだけ集中できたんすかね。

 

 

だったら誰の気持ちも配慮せず 罪悪感もなく他者を蹂躙し続けるやつなんて最高じゃん。超psychoじゃん。

でも、そうなりたいとは思えない。ムカつくけど。

 

 

 

技術と知識と人格のある人への羨望と、無能で無知でサイコな人への受容できない羨望、嫉妬。

たぶん両方ある。

で、その両方に対して、楽しく生きてるヤツに対してムカつくし羨ましいとも思う。

 

敢えて極端に書いてるし、あくまで私からしたら という視点に過ぎなくて、そう思われている対象者が何を どう感じ生きているのかを知る由もないのだけれど。

 

 

 

そしてここまで書いておきながらも私が本当に欲しいもの なんてのはよく分からない。

 

 

称賛が欲しいのか。収入が欲しいのか。

自由が欲しいのか。

生きてて楽しいと思える感情が欲しいのか。

 

今もそれを手にしている人に対して嫉妬したとしても、

私はそれを得たときに上手く受け取って喜べるんだろうか。