藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“【映画・ビデオ】 : 『Thrive -スライヴ-』を見た。”

ドキュメンタリー映画、『Thrive -スライブ-』を見ました。

(今日は占拠…もとい、選挙の日にこのレビューかよ とゆーw)

知り合いの方が、「これ 貴方にオススメですよ」と言われたので。



う〜〜〜〜んとねぇぇぇぇ〜〜………。

どう書けばいいのか。
所謂、大きな組織がこの世界を牛耳っている みたいなのは薄々分かってるワケですよ。


序盤、フリーエネルギーについての説明に関しては、『the secret』っぽいのかなーって思いました。
もともとエネルギーというのは宇宙空間レベルで考えると有限であるハズがない。みたいのはどっかで見たような。
敢 え て その動力源を一つに搾って、独占的にしようとするコトとかね。



食品と医療に関してだと、この前読んだオードリー若林の本に、「おいしいものがあると煽られて、食べて太って、そしてダイエットしろ となる。「食品業界とダイエット業界からカモられてる!」」ってなって、スタッフから「スポンサーがありますから…」と注意されたエピソードがあったけど。
同じような印象を持ったというか。

食べさせることに無理矢理お金を使わせて、痩せることに無理矢理お金を使わせて。
それは「太ることが健康上よくない」ってコトもだけど「見た目的に白い目で見られますよ」というプレッシャーをかけたり。(これは“ハゲ”についても同じでしょうけど。)
なにかしらの化学物質が含まれた美味しいものを食べて病気になって、医者に罹るとか。
ダイエットコーラの問題とかね。



で、中盤のヒエラルキーに関しては面白かった。「あー、はいはい」と見てて思うほど。

政府の位置が意外に低いのね。そこは意外。
あー、でも企業がその上にある ってのを言われると現実的に考えるとやっぱりお金を動かすことが正義で、それを立てるために政治が下支えしてんだろうなー って言われると納得感はありますね。

日本について(本編にはありませんが)、たとえば私たちが汗水働いて得ているお金なんて所詮紙切れで、『株式会社日本銀行』が発行してる“ただのいい紙”で。
じゃあその『株式会社日本銀行』は誰が株主なのか? とか、一般銀行である貸し出しによっての利子などは日本銀行はその利子をどうしているのか?
誰 が 日 銀 を 経 営 し てい る の か 。(日銀総裁ならその総裁は誰が選んでるのか、選んでる人の権限は?)

ってコトなんて考え出すとワケがわからない。
そんなような話がアメリカさんでも上のほうは“よく見えない”ようで。本編ではそれに自覚的になることが先ず一つ挙げられてたのかな。
まー、銀行内でのヒエラルキー(役職)の中でも、下位にあたる人は殆ど知らない とあったのでなんとも。


金融でも食品でも政治でも、メディアでもなんでもいいんですけど、そうして一部の人が富を得て、奴隷のように働く人は大してお金も入らないみたいなのは もぉでも勘付いてると思うんですよ。
大体色んな刷り込みや力によって、既に屈している状態になっているという。

優生学思想についてもチラッとありましたけど。
そうしてアウシュビッツで健康な人は労働に使い、不健康な人は処分(殺害)される っていうのと今も尚変わらない。


不動産を買い上げていくシミュレートの部分とか、どうしてそこまで富を独占的に得たいのか分からないほどでした。実に巧妙な。

支配欲があるんでしょうけど、そこまで支配してどうしたいのか。


だから常に思ってるのは、そんなヒエラルキーの下位でひぃひぃ私が生きるくらいなら、サクサク自殺できればいいのに、って思ってるのです。
上位階級の方々が搾取のために下位階級を わ ざ わ ざ 生き長らえさせているんだとしたら(最近の医療の発達による長寿すらも)、そんな目論見から外れた行動を意図的にするしか無いやん って。これは私ずっと思ってますよ。


これは私の敬愛する漫画家さんの作中にあったセリフだけど「そうして気に食わないものを殺して、奪って、最終的に何が残るのか」という。支配者が被支配者から い ろ い ろ 奪 い 出 し て、最後には同じ支配者同士で共存するのか、支配者の誰かを支配するのか。それとも支配者になった時点で誰かの被支配下になってるのか。

うーん、支配したがる心理を追及して、「それが恐れによるものだ」と解ってても、これは解決し難いものでしょうけどね。



…っていう、中盤あたりは面白いんだけど見ててイライラしましたね☆(^ω^)



後半はじゃあ私たちはどうすべきか、ってコトなんですけど……お金の使い方に自覚的になるとか地方銀行を使おうとか、自由な行動を推進する団体に入り行動するとかありましたけど。う、うーん。。。
どうしても私は自死を選んで一足先に逃げちゃうか、それか全く逆に支配してる上のヤツらを潰すかしないと気に食わないって思っちゃうんですよね。
…これが非常によくないことで。
ガンジーキング牧師が上げられていたように、非暴力でないとな と。合気道の師たる人も上げられてましたけど。
力に対して受け流して対応する術を身につけていかないと、同じ力を用いてしまうと自分自身が力に屈してしまってるコトになるのがね…。
だから結局ヒエラルキーの中で反抗したり抵抗したりするんじゃあ無くて、逃げ道というか、『どこか本筋とは違う横道に入って、どうにか上手くやっていく』っていうのがベターな選択になっていくのかな?と。
みんながみんな、同じ枠組みの支配階級にいるんじゃなくて、そこから外れた生き方をして、それで生きていけるなら、みんな枠組みを外れて“バラバラな纏まり”になっていけると思うし。

結局、『自分のオリジナルの生き方を見つけよう』と。そういう話に結びつくのかな。
誰も支配せず、尊重し合う っていう。
…この言葉だと実に平易なんだけど、これが成し遂げられてないから難儀なんでしょうけどね。

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