藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“「都会では自殺する若者が増えている」「そんなことより傘がない。」”

[外部リンク] : 『見えざる敵「日本: 年間自殺者3万人」との戦いを開始したアイルランド人が制作したドキュメンタリー映画の衝撃【全編無料公開】』(DDN JAPAN)

陽水はさておき。

でも そうなんですよ。そんなもんなんですよ。
何度か書いてる通り、条件や都合を他人に求めて、人が利益をもたらすかどうかだけが全てなんですよ。

「傘が無い」ことを引用しましたけど、どんだけ人身事故が起きてるかっていう。ツイッターのトレンドでよく朝に“人身事故”が入ってるんだけど、ほんとさー、
[都会では電車で投身自殺をする若者が増えている]
[だけども 問題は今日の仕事 間に合う電車がない]

みたいな。
当ッたり前よねー。自分の用事大事やもんねー。

しかも勤勉であるがゆえなのか、妙に他罰的でもあって。同調圧力もある。昔ながらの“村八分”みたいな。
正義感や責任が強い自分で在ろうとするために、それを他人にも強いて責任や正義をふりかざす。完璧を求める。不完全を許さない。逸脱を許さない。


賃貸アパートで自殺したり、電車で投身するとお金がかかることは大体自殺したときにかかるコストを調べた人なら分かるハズなので、敢えてそれを選択した人はそこまで込みの“狙い”だろうし、それでも迷惑をかけたくないと自殺の直前まで“他人に迷惑をかけること”を恐れてる人は もっとうまく死ちゃうんじゃないですかね。


先日、昨年の自殺者数について3万人を下回った っていう発表がありましたけど、でも若者は増加傾向にあると。それを受けてのネット上で記事も見ましたけど、

[外部リンク] : 『20代死因の半数が自殺。私たちに何ができるか?』(Yahoo!ニュース)

不完全さを認めるとか、ダメな自分を受容するとか。コメント欄では「そんなこと出来るワケ無ぇだろ」ってなってるんですけど、
私も今までそう思ってたんですけど、最近はなるべくそう…ダメで在ろうと心がけてて。(←いや、ホントにね。)

なるべくがんばらないことを心がけてますよ。
無臼さん@がんばらない。



昨日ぶんのエントリで『人生に欠陥があること』についても書いたんだけど、その“欠陥”って何基準よ?っていう。なににそんな恐れてるねん?っていうね。

私は自分がダメになるコトを恐れてて、だから無理して頑張ってダメな人にならないように努力して。けど無理して頑張るという弱者の立場・搾取されてる被害者立場で在ろうとしてさ。
で、無理して頑張って ダメになったら…自ら 無 理 し て ダメになろうとして早く人生劇場から退場しようと目論むのです。
もうこれ 恐れの悪循環。ずっとダメな私を蔑視してて無理して強がるんですよ。で、ある程度して緊張の糸が切れてdie outするワケよ。




リンク先の映像作品にもありましたけど、メディアはとてもセンセーショナルに不安を煽る。利益になるものを礼讃して華やかに彩る。
人生の欠陥を煽る。ツッコミどころをどんどん提示して、「おまえwwそれは無ぇーわwwww」と圧力がかかる。マイノリティの人で、ずっと人を気にしすぎてきた人はこれにすら気にしてしまい、どんどん精神的に閉じこもる。


ほんとうに先々の利益のことを考えるなら…前も書いたかもだけど…そうしてプレッシャーを煽ることや、表面的に都合のいい部分だけをクローズアップすることは目先の利益だけでしかない。
長いスパンで見たら、自分の子ども・孫世代の人がもっと大変になるんだっていうのに。
けど“今の自分に傘がない”ことのほうが重要ですから。


自殺は美しいとされた文化も日本にあるからねぇ。
“武士道とは死ぬことと見つけたり”って言うもんね。カッコいい☆(皮肉)
サムライが外国の方はお好きですから、自殺という武士道精神も喜んで下さるんじゃあないですか?

まー、士農工商で、ピラミッドに表わしたら ヒエラルキー的に上位の武士さんは江戸時代でも少数で(たしか ほぼ日で糸井さんがツッコんでたと思うけど)、その少数の武士道を一般の人たちがわざわざ価値観継承する必要も無いんですけどね。
(多いのは農民と商人ですよね。)




日本政府とか、“社会”という見えない“空気”の方々には、自殺に対して不寛容であり続ければいいんじゃないですか?どうせ気にしないだろうし。トータルでもっと悪化してから ざまぁ見ればいいんじゃない?

ただ、
今も尚見えない不安に苦しんでる個人は、とにかく打開策を講じてほしい。
や、私だって未だにデカい不安がマジで襲ってきたら死んだほうがラクだと思ってますよ。
でもそれでは腹が立つので、ちょっと言動を起こしてるだけです。


リンク先の映像作品、もっと多くの人が見ればいいと思うよ。
(久々に長いの書いたなー。)