『ソラニン』を見ました。
テレビでCM有りで3時間は長かった…!
個人的なアジカンブームと、浅野いにお先生がよく花澤先生に槍玉に挙げられてる(“なかよくけんかしな”ですけどw)ので、いにお作品を見ておきたいな。と。
単純に思ったのは、なにより『羨ましい青春』してんなー、コイツら。(#^ω^) と。
ビリー役の桐谷くんが目立つワケでもなく目立ってた。(←
ベースの加藤役の人、見たことあるなー、ってずっと見ながら思ってたけど、見終わってからウィキ見たら サンボマスターの人だった!
ストーリー前半について、まーこの年代特有の空虚感をバンドで表してて。けど当人カレシ彼女持ちやん? っていうビミョーな(微妙ではなくw)気持ちで見てました。うへあ って感じ。
スリーピースバンドで、メインのギターボーカルの彼女がよく演奏を見てる っていうのとか。うはぁ、って。
本気で頑張ろうと、作った作品を送って、アイドルのバックバンドで ってだけでの採用の提案や、冴木の考えは、うん。まぁ そうね。
主人公である、種田(高良健吾)と、芽衣子(宮崎あおい)の関係についてはフツーな感じ。
で、問題は後半から。
種田が事故死するとかは無いわー って先ず思った。
メインキャラの死が安易な感動フラグになってしまう っていうのはちょっと微妙。
まして直前に元気に電話してきた とか、それもぉ…ねぇ?
そこから芽衣子が塞ぎ込んで荒れてた辺りは楽しく…(語弊たっぷり)
結局そのあとは芽衣子が種田の代わりにギターボーカルになって、ビリーと加藤とともに再びバンド活動する って流れになるけど。
…感情移入できない。
芽衣子、ギターのストラップでπ/にならないなーとか思いながら…。(←
うーん、なんでこんなに感情移入できなかったんだろう…。逆にそこを私考えようか。
昔のケータイ小説ばりな?
重病や死があっさりしすぎてる感じかなー。
登場人物がリア充だから自分とかけ離れてて身に入ってこなかったからかなー。…前半とか特に、「いにお先生リア充じゃね?」と思いながら見てたしなー。
良かった点について。
『ソラニン』の歌の歌詞は好きです。あと曲も。まさにアジカンなフレーズで。それ自体はたいへん好みでございます。
でも歌詞を作詞したのはいにお先生なんですよね。
物悲しさや哀愁感が歌詞という足りない言葉でアジカンのメロディに いい按配で乗ってるから良かったのか。
逆に本編(少なくとも『映画』としては。私は原作の漫画は未読です。)は、余白が無さ過ぎて、見てるこちらが想像力を働かせにくいからなのかな。
…だからもしかしたら、原作を読んだら印象は違うのかもしれませんね。
ところで ちょっと前にウェブでいにお先生のインタビューが載ってまして。
[外部リンク] : 『[この人に、この人生あり!]第5回 半径3mの世界から始まった「マンガ研究」(浅野いにお)』(CINRA.NET)
……共依存関係 っていうのがリア充カップル っていう設定なのが引っかかったのかな。
『共依存関係の破綻』っていうのを取り上げたの自体は面白いなー って思うんだけど…やはり私は非リアだから感情移入できないからかw 、
んー…、血縁関係か、友人関係で且つ周りの人間関係からは孤立している っていうのだったら成立するかなー。
恋人同士の自然な密度が映画という枠では短すぎたからかなー。
なーんて思いました。
いにお作品は読んだコトないので、取りあえず何かしらは読んでおきたいな。
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宮崎あおい、高良健吾 他
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