藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“【秋山弘行】 : 『報復学園』読了。”

秋山弘行 著、『報復学園』を読みました。

アキバblogさんで取り上げられてるのを見て気になって購入。

[外部リンク] : 『いじめっこは皆殺しだー!ヒャッハー! 「報復学園」』(アキバblog)

2012 12 04 報復学園


いじめに遭い人生に絶望している中学生の東安彦。何者かに拉致された彼が目にしたものとは! 脱出不可能な学校、制限時間は日没迄…武器を手にしたいじめの被害者と手かせをされた加害者によるバトル・ロイヤル! (amazon内容紹介より)

アキバblogさんで紹介映像を見たときから思ってたコトですけど、絵が矢吹先生っぽいなーっていう印象もありつつの見易い絵ではありました。

うーん、なんだろう、イマイチ スカッとしませんでした。
もっと残虐な描写があっても良かったなー って思うし、主人公がもっとキレててもいいのになー とは思いましたけどね。
絵のうまいヘタとかじゃなくて、いかに狂ってるかをもっと感じたかったんですけどね、こういうのに関しては。ヘタウマで全然いいので、異質な空間で、異質にされてしまったいじめられっこの発狂具合が見たかったんですよ。表紙がそういった意味でインパクトあったので、惜しいなー って思うんですよねー。

リアルに・現実に考えたら、そら実際にいじめっこ相手に弱気になるとか足がすくむとかあるのかもしれないけどさ。けど1回キレてからは躊躇う必要なんて無いと思うのよ。とっとと殺ってしまえばいいんですよ。
とっとと殺らないまでも四肢一本一本抜いていくとか、脳みそが う わ つ く くらいに鈍器で殴り続けるとか眼球ひっくり返してたこ焼きみたいにするとか。

最終的に主人公はいじめっこを気絶させた程度でしたし。
最終話のオチも、クラスの子が実は優しかった っていうふうでしたけど、そこで簡単に優しさに甘えずに「おまえら傍観してただけだろが」と片っ端からクラスメイトを殺したり責任を追及させあって生徒同士を同士討ちさせるとかしたらさらに滑稽で面白かったと思うんですけどね☆
アタマだけ叩けばいいんじゃなくて、環境がいじめを発生させるんだから、環境ごと潰せばよかったのにね。まー、キャラクター同士の温度が違いすぎる感じはありましたけど、それならそれでもっと淡々としても良かったなー、とも。
18禁グロ漫画に勝つくらいの演出をどうしても求めてしまって、逆にアレですけど…(苦笑)

ちょっと物足らなかったです。はい。

報復学園 (カドカワコミックス・エース)報復学園 (カドカワコミックス・エース)
(2012/11/22)
秋山 弘行

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