さよなら弱肉強食 ?
ACIDMAN初のオールタイムベストアルバム、『ACIDMAN THE BEST』を聞きました。
Disc 1の最初に過去の楽曲、“to live”を新録したものを据え、あとは時系列にシングル曲はもちろん、アルバム曲を、テーマの核となったりライブでおなじみの曲が抽出され、CDの容量限界まで収録されたもの。
これまで8枚のオリジナルアルバムをリリースし、ちょうど半分ずつ Disc 1では4th『and world』まで、Disc 2は5th『green chord』からの楽曲。と 分けられてます。
大木氏のテーマは一貫としてますけど、アルバム単位的には、3rdの『equal』や、4thで一つの分岐点は迎えたものと見られますけどね。wikiに載ってた 大木さんがスカパラの谷中さんとかに話して泣いた っていうエピソードも、たしかこれ当時の CDでーた とかで読んだ記憶があるんですよねぇ。
いやぁ しかしこうして過去曲聞いてもやはりいいですね。今、“Your Song”を歌詞追いながら聴いていても、『あ〜…もぉ、ねぇ〜…』みたいな。(察して下さい。 (笑))
聴き手なら誰もが思うことでしょうけど、『equal』で一つの世界には達しているもので、以降の曲、とくにDisc 2に収録されてる曲は“静”の印象の強い曲が多く見られるような。
過去より今にいたるまで、
生きること、
宇宙、
在り方、
…を歌い、奏でてきたACIDMAN。
最新曲“ALMA”では実際にALMA望遠鏡まで足を運んだ大木さん。実際に宇宙や星の在り方の、物理的にも具体的な存在に近づいてきた。
ますます混迷を極める物理的俗世現代にて、過去に歌ってきたものを改めて再確認し、『さよなら弱肉強食』を、今 日本は・世界は遂げることができるのだろうか。
や、『弱肉強食』を“問う”こと自体ができるだろうか。
今後のACIDMANにも、まだまだ期待です。
ACIDMAN THE BEST
(2012/02/08)
ACIDMAN
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