藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“【Moran】 : 『L'oiseau bleu』を聞いた。”

Moran NEWシングル『L'oiseau bleu(ロワゾ・ブルー)』を聞きました。

表題曲はSoan作曲ナンバー。2曲目“明日への剥離”、通常盤3曲目“ホログラム”はSizna作曲。

どの曲もアップテンポな曲ながら、表題曲の詞は人の生きるさま…求められる協調性を熱帯魚に喩えて。
窮屈に飾られる存在自体の煌きが、ただ生き辛く、けど、良 く 生 き て い る よ う に 見える錯覚。

『夏の蝉に似てるね』 というフレーズがどこか物悲しい。

2曲目は共依存であり、同属嫌悪でもあるような関係性かしら。
詞の最後にはそこからの自立するほうと、執着するほうに別れてるような感じでしょうか。

3曲目、曲調はこれもアップテンポでありながら、作曲Siznaでもあるからか前作『トリコロール』収録の“White Out”に曲は似てる印象を受けました。
ただ、メロディに対しての歌詞の乗り方が、歌いまわしが面白い。

また、詞自体も表題曲の“ロワゾ・ブルー”に共通するようなポイントもあるような。
『調和の中で流れを止めた水』とか、『型にはめる定義を覆す』とか、
そして『色を全て奪ってゆく』という。
並べられた調和の規律の中で、それを打ち破るのは規律に沿いながらも我を表す(露にする)好機を狙っているのか。

『MAD actor』という、春ツアーのタイトルが入った詞もあるので、重要な曲なんじゃないのかな。
何故かDVD付き限定盤には収録されてないとゆーコトだけど。こちらも収録されても良かったんじゃないかしら。

L’oiseau bleu(初回限定盤)L’oiseau bleu(初回限定盤)
(2012/01/11)
Moran

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