藤麻無有彌の日記:||

藤麻無有彌(とーま・むゆみ)がダラダラしています。

“誰もが自分自身の人生の主人公であり、他は全く別のモノの。だけど。”

[リンク]:【哲学ニュースnwk】『外ですれ違う人間全員にそれぞれの人生があって、それが1億人もいるかと思うと気が狂いそうになる』

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スレタイをどう受け取るかはともかく。
スレの内容自体には激しく共感!
なんという私ホイホイ☆

なんというか…よく分からないけど なんとも言えない情感に包まれるよね。


人ゴミは嫌いだけど、あまり多くない人ゴミの中に埋もれてるときとかね。…趣味の場での人ゴミとか。
秋葉原にいるときとか、コミケとかね。
それぞれが目的の買い物があって此処にいるんだけど、終わったら家に帰っていき、そして翌日には仕事があったり学校やら用事がある人もいるんだろうとか。

それぞれの予定がね。

一昨年、出雲大社に行ったけど、そこでの町並みとか、あまり遠くまで…島根県まで来た っていう感じも受けなかったんですね。や、駅周辺や観光地と分別できる建物は別としてね。
地元と同じように家が立ち並んで、同じように生活している人が…家族がいるんだろうなぁ って。

その旅に出掛けるとき、朝方に出掛けるんだけど、薄紫がかった空の下、いつもの道路の車の往来も少なく。荷物を運んでいるであろう長距離トラックが走ってるのを見掛けたり。新聞配達のバイクの音がかすかに響いたり。
まだ 生活の音がそんなにしていない中を歩く、なんだかよくわからない高揚感(?)があったりね。

そうして早朝の電車に乗って。まばらながらにも乗客はいて。集団の人、一人の人。スーツの人、ご年配の人。
「私はこれから観光に行くけれど、この人たちはどこへ行くんだろう…」なんて思いながら。どこで下車して、どこへ向かうんだろう…って 考えたり。


地元のいつもの町並みも、決して会うことは無いけれど、自分と同じように暮らしてる人がいて。
家族がいたり。同じようにゴハンを食べてたり。

夜の通りの家の明かりで、そうした人の暮らしがあることを考えたり。

>>88 とか、夜に車運転してるのもなんか良いよね。
こんな時間にどこへ向かうんだろう、明かりの浮かぶ家は誰かが生活してて。もう寝てる人もいるのだろうし。とか。

夜、ビルの一部のフロアが明かりが点いていて、仕事してるんだなぁ …っていうのを思ったり。たまに人影も見たりしてね。
それぞれが待つ家族がいるのかもしれないし。一人暮らしでそのまま帰ったら部屋になだれ込むように眠ってしまうのかもしれないし。

それぞれが何処かへ向かっていて、それぞれの人が待つ家族とか大切な人がいたり。
それぞれが抱えている 悩みや問題があったり…。

>>21 とかさ、「○○人に一人」っていう、仕事の境遇や、病気を抱えてる人がこのへんのどこかにいるんだろうな…とかね。
テレビで取り上げられる、なにかしらの大変な出来事とかも、実際に抱えてる人が存在していたり。

>>74 とか、『昭和のSL映像館』やね。今でもやってますけど。
それもいいけど、あまり脚色されてない…テレビ色にしていない静かな旅番組とかは好きですね。日テレの『遠くへ行きたい』とか。
あと夜中に どこかの祭りや商店街の映像が淡々と流れてる映像とか。そういうのも好きですね。 

朝5時とか6時とかのNHKのニュースで渋谷(おそらく)の交差点の映像が映って、そこには人も映ってて。どこへ向かうんだろう とか。たまに集団らしき人の集まりも映ってたりね。

スクランブル交差点で…五味太郎さんの本だったかに…ここにいる人も最初は赤ちゃんだった…って考えると不思議な気持ちになる。っていう。
生まれたときは誰もが…当然私も、最初は赤ちゃんで。いつのまにか自我が芽生えて、自我が存在して。性格というものが根付いて。いつしか性格は変え難いものとして固持(誇示)したり。

相容れないものが存在していて。誰かを否定したり。
殺したりする人が出てきたり。

(そういえば出雲大社に行ったとき、駅に解決してない事件のボードが立ってたな。。。事件発生当時はニュースでも頻繁だったのに…。)

>>149 とかね、こうしている間に死に瀕していく人もいたり。病気に苦しんでる人もいたり。
…という人を抱えてる家族の誰かとすれ違っていたり。

人の表情に、これまで生きてきた過程を感じさせるものを垣間見たり。

世界の人口について云々と書かれてあるレスもあったけど、やっぱり日本だからこそ思うことでもあるのね。共感というか。感情移入しやすいからか。


思いが、近いかもしれないけど…遠くにいる、見知らぬ他人に思いを馳せる。すれ違う程度で、交わることは多分無いんだろうけど。
それでもどこか、変わらない日常が、知りはしないけど勝手に回っててほしいという地続きな願い。

米欄35に 山口百恵の『いい日旅立ち』があったけど、

♪あぁ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる

っていうのはいいよねぇ。

上記に示してきたような情感って、一人のときによく思ったり、地元では無い知らない土地で思うことでもあったりするからさ。
そうして見知らぬ人の生活に、自分の生活の普通を重ねてさ。…私も、家に・地元に帰ったとき家族とか知った顔を見て安堵するのです。