『アゲイン!! ３巻』を読みました。
“アゲイン”前に膝を壊してやめた野球部の鈴木と絡むことになり、めんどくせーと思いながらも首を突っ込み、応援を頑張らざるをえない状況になる今村…。
野球部のキャプテンとマネージャー… くっそリア充ッ…爆発しろッ…！ ……って感じよねぇ。ｗ
今村がマネージャーに言ってるけど、そんなに『野球やってる鈴木が好きならヤらせろよ』ってごもっとも。
スカッとするわー。
自分の安全を保って都合の良いコト言ってるだけだもんな。……まぁ、今村自身が何もしてないからこその歪んだ説得力でもあるんだけど。(笑)
なんていうか、熱血がただのウザい押し売りみたいに見えるものねぇ。根拠も無いのに。それをやってれば大丈夫うまくいく …って。
（あれ？熱血って本来どーゆーものなんだろう。 根拠が無いほうがいいのか。修造ばりに。 逆に理由や都合を並べ立てるほうがクドくて鬱陶しいのかな。）
…それは応援団のほうでの宇佐美団長の指揮にもあるけどね。
かぼ国の団長に憧れてるのというのが ありありと伝わる描写。
あー、なんだろう今村に感情移入しちゃうからなんだけど……ダセぇよねぇ。
かぼ国の団長は『オレの勇姿に惹かれて真似してる女がいる』と上から目線で。
宇佐美団長はかぼ国をただ模倣してるだけだけど、どうしても…前の巻で宇佐美団長が取材を受けてたエピソードもあったけど……女性が学ラン着てるというコトでただの萌え要素を果たしてるだけで、可愛さから脱却できてないものね。実際、体力も無いし。
だから『うわ、なにマジになってんの？ｗ』って思うわね。そりゃ。
で、朝から15km走ってるときにみんなが先を走っていってしまって、残された宇佐美団長が、今村に嫌われてるか気にするとか、どんだけ自分しか見えてないの？ とも取れるワケで。
…自分というか、かぼ国の真似してやる応援のスタイルが自分の思ってる理想の応援のスタイルだと勘違い…アイデンティティを刷り込まれてるような ね。
だから１人だけになってしまったんだろうし、団員への言葉が高圧的になるのかねぇ。。。
まぁ、でもこの巻では団長代理として今村に少し委ねるとか 譲歩も見られたりして。こういう団長の変化は面白い。
本筋とは違うところではキャラ各自の恋愛模様がありそうで薄いところ。
レオちゃんは確実に今村にホの字（古い）よねー。
「『アゲイン』ってなんだろう？」って気にして疎外感感じるとかねぇー。
『期待されるのに慣れてない』とか、『がんばってるときに「がんばれ」って言われたくない』とか、今村は共感するわー。けど なんだかんだ めんどくせー中に入っていったりもしてて、消極的でありながら積極性あるよねぇ。や、めんどくさいからこそ、黙ってるワケにいかなくなってしまうというか。
……ところで、あまりにも本編が気になって、私ゃマガジン本誌でつい連載を追ってしまってて。。。４巻がすごく大きな節目になる（と思う）ので……もぉ先が気になって気になって。。。
アゲイン！！（3） (KCデラックス)
(2012/01/17)
久保 ミツロウ
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